セブン&アイnews|2月既存店コンビニ&外食売上高増収も全業態客数減

(株)セブン&アイホールディングス(東京都千代田区、井阪隆一社長)が2月の主要事業会社の営業成績を発表した。

コンビニエンスストア業態の(株)セブン‐イレブン・ジャパン(古屋一樹社長)の既存店売上高は昨年同月比100.9%だ。ただし既存店の客数は99.6%と11月から4カ月連続で前年を下回っている。客単価が101.3%と前年を上回り、客数減少をカバーした。チェーン全店では104.2%で、1月末時点の店舗数は2万0876店となった。

米国のコンビニエンスストア業態の7-Eleven, Incは、米国内既存店の商品売上高が102.0%、チェーン全体の総売上高は92.7%と珍しく前年を下回った。これはガソリン売上げが85.5%と大きく前年割れしたからだ。商品売上げは101.0%だった。

総合スーパーの(株)イトーヨーカ堂(三枝富博社長)は、既存店売上高97.4%、客数97.4%、客単価100.1%。全店ベースでも98.2%と前年を下回っている。

東北でスーパーマーケットを展開する(株)ヨークベニマル(福島県郡山市、真船幸夫社長)は既存店が前年比97.7%、客数98.0%、客単価99.6%と前年を下回った。そして全店でも99.5%とわずかに前年に届かなかった。

百貨店の(株)そごう・西武は既存店99.7%と11月から4カ月連続でマイナス。全店でも前年比90.5%と苦戦している。

ファミリーレストランのデニーズを展開する(株)セブン&アイ・フードシステムズ(小松雅美社長)は、既存店が100.1%と前年をクリアした。しかし、客数は96.4%で伸び悩んだ。客単価が103.9%で客数減少をカバーした。全店売上高は98.5%だ。

2月の既存店は、セブン-イレブンと7-Eleven, Inc、そして外食産業のセブン&アイ・フードシステムズが前年同月比で前年を上回った。しかし客数は減少している。

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