パン・パシフィックnews|6月ドン・キホーテ既存店0.9%増・ユニーも1.1%増

(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、大原孝治社長)が事業会社の6月成績を報告した。

■(株)ドン・キホーテ
既存店297店舗の売上高は0.9%増、客数は1.0%増、客単価は0.1%減。全店ベース322店舗の売上高は4.1%増だ。

6月の国内消費は、気温が上がらなかったことで夏物商品の動きが鈍かったが、食品を中心とした生活必需品が牽引した。インバウンド消費は、ASEANからの来店客数が増えたことで売上げが増加した。インバウンドの売上高構成比は5カ月間連続して10%超えを続けている。

商品部門別では、「家電製品」はヘッドフォン、POSAカードが伸長した。「日用雑貨品」は、洗剤やヘアケア用品などの日用消耗品の支持率が高まった。また、活況なインバウンド消費によって医薬品が好調だった。「食品」は、チョコレートをはじめとする菓子類や、調味料などの加工食品が高い売上高成長率を記録した。卵や豆腐、練物などは2桁増と好調で、日配品も伸長した。「時計・ファッション用品」は、スポーツ衣料やビニール傘やレインコートなどの雨具が売上げを伸ばした。「スポーツ・レジャー用品」は、アウトドア用品が苦戦した反面、キャラクター玩具が好調だった。

■ユニー(株)
既存店169店舗の売上高は1.1%増、客数0.2%減、客単価1.3%増。全店ベース176店舗の売上高は5.8%減。

6月は、夏物需要を取り込んだ「衣料品」「住居関連品」が好調だったほか、「食品」も生鮮食品が牽引して3カ月ぶりに前年を超えた。すべてのカテゴリーが順調に進捗した。

商品別では、「衣料品」は女性用のアウターやブランドバッグ、実用下着、サンダルや子供用水着など夏物商品が伸長した。「住居関連品」は、扇風機やタオル、収納グッズなどのリビング用品が好調だった。また、期間限定の送料無料サービスが奏効して、産地直送の食品を中心に、お中元ギフトが売上げを伸ばした。「食品」は、精肉や鮮魚などの生鮮食品、パンや和菓子、乳製品などの加工食品も好調だった。

■UDリテール(株)
2019年2月28日付で㈱パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスの100%子会社となり、6月度はダブルネーム業態転換店を2店舗オープンした。

ドン・キホーテは2019年6月決算期を終えたが、通年の新規出店は20店(グループ全体26店)。一方で、11店(同20店)を閉店した。これにより期末店舗数は322店となった。なお、グループ全体の期末店舗数はユニーとその子会社を連結グループ化したことで、693店舗となった。

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