ドンキnews|7月既存店ドンキ4.3%減・ユニー5.9%減/夏物商品不調
(株)パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(東京都目黒区、大原孝治社長:旧(株)ドンキホーテホールディングス)が、事業会社の7月成績を報告した。
■(株)ドン・キホーテ
既存店297店舗の売上高は95.7%、客数96.5%、客単価99.1%。全店ベース322店舗の売上高も前年に届かず98.5%だ。
7月は、平年より梅雨明けが遅かったため降水量が多く、日照時間が少なく低温が続いた。そのため、季節家電やレジャー用品など夏物商品が苦戦した。一方で、食品を中心とした生活必需品は伸長した。インバウンドは、ASEANからの客数が増加して売上げが伸長した。
商品別では「家電製品」は、エアコンなど季節家電が苦戦した一方で、ヘッドフォンが貢献した。「日用雑貨品」は、ステンレスボトルやタオルなどが低調だった反面、洗剤やシャンプーなど日用消耗品は好調だった。「食品」は、菓子類やカップ麺など加工食品が高い伸び率を記録したほか、牛乳やチーズなど日配品の支持率が高まった。「時計・ファッション用品」は、サングラスや水着など夏物商品が伸び悩んだ一方で、傘やレインコートなど雨具は好調だった。「スポーツ・レジャー用品」は、マリングッズやアウトドア用品は軟調だったが、玩具が売上げに貢献した。
8月度の新規出店は30日(金)、北海道新千歳空港国際線旅客ターミナルビル3階にソラドンキ新千歳空港店をオープンする予定だ。
■ユニー(株)
既存店168店舗の売上高は94.1%、客数94.5%、客単価99.5%。全店ベース173店舗の売上高は86.4%。
7月度は、梅雨明けの遅れによる天候不順のため、前年好調だった夏物季節商品が苦戦する一方で、収納グッズなどインドア用品は好調だった。
商品別では「衣料品」は、NB商品のスニーカーやブランドバッグが好調だったほか、傘やレインコートなど雨具が伸長した。「住居関連品」は、アウトドア用品が低調だった反面、台所用品、生活家電、リビング用品が伸長した。「食品」は、飲料やアイスクリームなど夏物商品が不振だった一方で、麺類や菓子が売上げを牽引した。
■UDリテール(株)
7月度はダブルネーム業態転換店を3店舗開設した。7月16日(火)に愛知県愛西市の「MEGAドン・キホーテUNY勝幡店」、7月30日(火)に、愛知県東海市の「MEGAドン・キホーテUNY太田川店」と群馬県藤岡市の「ドン・キホーテUNY藤岡店」の2店舗をオープンした。
8月度は、8月6日(火)に静岡県浜松市の「ピアゴ浜松泉町店」をダブルネーム店舗の「MEGAドン・キホーテUNY浜松泉町店」としてオープンしている。