フジnews|第2Q売上高1570億円0.8%増・経常利益1.6%増/長梅雨が影響

(株)フジ(愛媛県松山市、山口普社長)が2020年2月期の第2四半期決算を発表した。

第2四半期連結累計期間は、営業収益1570億9800万円(前年同期比0.8%増)、営業利益34億5400万円 (0.2%増)、経常利益42億0300万円 (1.6%増)、四半期純利益23億3800万円 (15.2%増) の増収増益だ。

第2四半期は、梅雨明けが遅れたためシーズン商品の売上げが大きく低迷したことと、「平成30年7月豪雨」時の生活必需品の需要増の反動が大きく影響した。

また、昨年10月にイオン(株)と締結した資本業務提携契約に基づいて、5月にマックスバリュ西日本(株)の株式の買付けを行った。

営業利益率は2.2%、経常利益率は2.7%。

小売事業の営業収益は1536億2800万円 (0.6%増)、営業利益は26億5400万円 (0.04%減) だった。

中核のスーパーマーケット事業では生鮮食品部門の差別化に注力しており、その一環としてプロセスセンターの整備・拡張を進めている。四国地区向けの生鮮物流の効率化と品質向上を目的に、「フジ四国生鮮センター」を4月に移転・拡張した。そのほかにも、精肉部門で2拠点目となるプロセスセンターを3月に、鮮魚部門のプロセスセンターを7月に新設した。

購入頻度の高い一般食品や日用品において、新たに200品目の値下げを実施し、昨年度に値下げした1000品目と合わせて、値下げ実施商品は合計1200品目となった。

また、「減塩」「低カロリー」商品、「簡便」「即食」「時短」商品、美容効果が期待できる商品など、機能性を謳った付加価値商品の展開を拡大している。

衣料・住関連事業では店舗特性に合わせて、売場の適正規模化による収益性改善を進めている。

注力するノンストアリテイリング事業の移動スーパー「おまかせくん」は、3月に愛媛県喜多郡内子町で営業を開始し、愛媛県南予地区での巡回エリアを拡大した。9月末時点、10店舗を拠点に18台54ルートで運行している。

店舗戦略は「フジグラン四万十」(高知県四万十市)、「フジ北斎院(きたさや)店」 (愛媛県松山市)、「フジ松江店」(愛媛県松山市) で改装を実施した。また、広島県呉市でスーパーマーケットを展開していた(株)三和ストアーから譲り受けた3店舗を5月に「ピュアークック」としてオープンした。

「ピュアークック毘沙門台店」(広島市安佐南区) は、スクラップ・アンド・ビルドを行うため一時閉店していたが、10月4日にリニューアルオープンした。

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