ヤマザワnews|第2Q売上高549億円1.7%減・経常利益13.7%増の減収増益
(株)ヤマザワ(山形市あこや町、古山利昭社長)は、2020年2月期(2019年3月1日~2019年8月31日)の第2四半期連結業績を発表した。
売上高は549億2300万円(前年同期比1.7%減)、営業利益は2億4400万円(20.7%増)、経常利益は2億5500万円(13.7%増)で、減収増益だった。ただし純利益は7200百万円(28.4%減)である。
営業利益率は0.4%、経常利益率は0.5%。
スーパーマーケット事業の売上高は482億2400万円(1.8%減)と減収。
「生活応援セール」や「水曜均一祭」を継続して行い、食料品を中心にお買得商品を多数品揃えして販売を強化した。集客強化と客単価向上を図るため、EDLP商品拡充による価格競争力の強化と、チラシと連動した販促イベントの多様化に取り組んだ。価格競争力の強化としては、3月から加工食品や日用品を中心に「300品値下げ」を断行した。販促イベントの多様化としては、日曜日のポイント還元セールに加え、「月曜日お肉の日」「火曜日日配食品の日」のような曜日別・分類別の日替わり販促を導入した。
また、加盟するニチリウグループ(日本流通産業(株))のプライベートブランド「くらしモア」や、連結子会社の(株)サンコー食品によるグループオリジナルの惣菜や日配商品の拡販を積極的に行った。
さらに、電子マネー機能付きポイントカード「にこかカード」の利用拡大のための販促活動も実施した。
店舗運営面では、セルフ式レジの導入を進め、顧客の待ち時間短縮と店舗の作業効率向上を図った。
8月にヤマザワの「バイパス店」(山形県山形市) を閉店したため、8月末の店舗数は、ヤマザワの店舗が山形県内42店舗、宮城県内22店舗となった。傘下の(株)よねや商事は秋田県内9店舗を展開する。したがってスーパーマーケット事業の合計店舗数は73店。
一方、ドラッグストア事業の売上高は66億9300万円(1.1%減)。主力の医薬品と化粧品のカウンセリング推進をはじめとした販促活動を強化するとともに、経費削減活動に取り組んだ。
4月に、「ドラッグヤマザワ左沢(あてらざわ)店」(山形県西村山郡大江町) を新規開店した。同店は、今後の新規出店のモデルケースとなるドラッグストア単独店舗。「利便性があり、地域から信頼されるお店づくり」をコンセプトとして、食料品・介護用品・雑貨商品の拡充に取り組んでいる。
店舗に関しては、5月に「ヤマザワ薬品住吉台店」(宮城県仙台市) を、8月に「ヤマザワ薬品バイパス店」(山形県山形市) を閉店した。