関西スーパーnews|第2Q累積営業収益627億円1.6%・経常8.2%の増収増益
(株)関西スーパーマーケット(兵庫県伊丹市、福谷耕治社長)が2020年3月期の第2四半期連結業績を発表した。
2019年4月1日~9月30日の2四半期累積の営業収益は627億1900万円(前年同期比1.6%増)、営業利益は9億6100万円(9.9%増)、経常利益は11億4500万円(8.2%増)、四半期純利益は7億8400万円(15.2%増)で、増収増益となった。
営業利益率1.5%、経常利益率1.8%。
3カ年中期経営計画の2年目となる2019年度は「健康経営」「生産性向上」「教育」を3つの柱に掲げ、顧客と従業員の「負」の解消を図る「ソリューション型スーパーマーケット」の実現に向けて全社を挙げて取り組んでいる。
とくに「生産性向上」では、スライド棚やエンドステージ(陳列什器)などの新たなハ-ドウエアを導入して作業の合理化を図るとともに、自動発注商品の品目数拡大のための実験を開始するなど作業種類数の削減に取り組んでいる。セルフ精算レジは9月末時点で55店舗に、キャッシュリンクシステム(現金に触れずに売上金の入金とつり銭の補充が可能なシステム)は52店舗に拡がった。
さらに「神戸赤松台センター」で製造し、店舗へ供給している炊飯・米飯および野菜の加工商品の品目数を拡大して、店舗作業の削減を図っている。また、開店前の集中作業を軽減するために、4月から(株)阪急フードプロセスに輸入豚肉5品目の加工を委託し、5店舗へ加工済みの商品を供給している。
なお4月に、阪急阪神グループの共通ポイントカード「Sポイントカード」を全店舗に導入した。