西松屋news|年商1430億円も経常利益4割減、暖冬と値下げロス響く
子ども・ベビー服専門店の(株)西松屋チェーン(兵庫県姫路市、大村禎史社長)が2020年2月期の本決算を発表した。
売上高は1429億5400万円で前年比3.5%の増収だ。しかし営業利益は19億0800万円(47.0%減)、経常利益も23億4800万円(40.3%減)となり、純利益は10億7700万円(50.6%減)と大幅な減益となった。
天候不順や暖冬などの影響により、衣料品の売上げが伸び悩み、値下げロス額が増加したことで、売上総利益率が低下した。
営業利益率1.3%、経常利益率1.6%。
プライベートブランド商品の売上高は順調に伸びた。また、プライベートブランド商品の海外への販売を拡大するため、専担部署であるグローバル事業推進部が新たな市場・顧客の開拓に取り組んだ。
オペレーション面では、従業員教育を継続し、スーパーインテンデント(複数店管理店長)制度や店舗間の人時数平準化を目的とした応援パート制度を進めてきた。また、業務システムの見直しを行い、ITの利用により本部や店舗での作業手順の改善・単純化に繋げることで、コスト削減に努めた。
41店舗の新規出店する一方で39店舗を閉鎖し、期末の店舗数は1006店舗と昨年から1店舗の純増にとどまった。