ケーヨーnews|年商1076億円6.3%減も黒字転換、DCM棚割り導入進む
(株)ケーヨー(千葉市若葉区、醍醐茂夫社長)の2020年2月期は、売上高1076億2800万円(前年同期比6.3%減)、営業利益5億2400万円(前年は15億6000万円の営業損失)、経常利益12億1900万円(前年は7億5300万円の経常損失)、当期純利益12億4000万円(前年同期比362.2%)と、売上高は減少したものの黒字化した。
営業利益率0.5%、経常利益率1.1%。
ケーヨーではDCMホールディングスの持ち分法適用会社として再生を図っている。その中期経営計画に沿ってDCM棚割りを導入するために34店舗で全面改装を実施した。一時的なコスト増負担は計画通り。
消費増税前の駆け込み需要や台風、ウイルス対策用品の需要増加があった一方で、店舗数の減少や天候不順、特売政策変更の影響で減収となった。園芸部門183億8900万円(6.5%減)、ホームインプルーブメント部門171億6800万円(2.1%減)、ホームレジャー・ペット部門157億8100万円(5.6%減)、ハウスキーピング部門336億6100万円(8.3%減)、ホームファニシング部門72億7600万円(11.1%減)、ホームエレクトロニクス部門136億5000万円(6.7%減)。
今期については、新型コロナウイルス感染拡大の影響が避けられないなか、オリンピックやパラリンピックの開催延期、自然災害リスク、7月のレジ袋有料化が国内市場に与える影響から引き続き厳しい経営環境が想定されると見込む。ケーヨーではDCM棚割導入改装を30店舗実施し、店舗オペレーションの改善・改革によって利益改善を目指す。売上高1040億円(前年比96.6%)、営業利益24億円(324.0%)、経常利益24億円(196.8%)、純利益12億5000万円(100.8%)を計画する。