アルビスnews|3月決算年商873億円6.2%増/販促費・製造原価増で5割減益

アルビス(株)(富山県射水市、池田和男社長)が2020年3月期決算を発表した。

営業収益873億2100万円(前年同期比6.2%増)、営業利益10億8900万円(58.5%減)、経常利益15億3400万円(58.5%減)、経常利益15億3400万円(49.8%減)、当期純利益9億2800万円(57.3%減)と大幅な利益の減少だ。

営業利益率1.2%、経常利益率1.8%。

消費者マインドの低迷、天候不順およびキャッシュレス消費者還元事業などの影響によって既存店の売上高は減少した。しかし前期出店の2店舗が通期営業したこと、新規出店した美濃加茂店(岐阜県美濃加茂市)、笠舞店(石川県金沢市)、安田店(石川県白山市)の3店舗および(株)オレンジマート4店舗が増加したことによって、売上高は増加した。

ただし既存店の売上高減少と4月に稼働したアルビスプロセスセンターでの製造原価増加、キャッシュレス消費者還元事業に対応した値引きによって売上総利益が微増となり、また人件費や物流コスト、販促強化などによって販管費が上昇して大幅減益となった。

アルビスプロセスセンターは、80店舗、売上高1200億円体制に対応できるインフラとして新設され、惣菜、精肉商品の原材料調達・加工・出荷を担う。現在、精肉工場では1日平均5万5000パック、惣菜工場では1日平均3万7000パックと、計画通りの数量を生産している。

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