ファーストリテイリングnews|第1Q売上収益0.6%減も営業利益23.3%増

(株)ファーストリテイリング(山口県山口市、柳井正会長兼社長)が、2021年8月期第1四半期の業績を発表した。同社の決算期は8月だ。

2020年9月1日~2020年11月30日の売上収益は、6197億9700万円(前年同期比0.6%減)、営業利益は1130億9400万円(23.3%増)、税引前利益が1071億6400万円(5.0%増)、親会社に帰属する当期利益が703億8100万円(0.7%減)となった。

売上収益に対する営業利益率は18.2%。

これは主に、日本やグレーターチャイナのユニクロ事業が大幅増益となったことに加え、ジーユー事業が増益と好調な業績を達成したことによる。

一方で、その他アジア・オセアニア地区(東南アジア・オーストラリア・インド)、北米、欧州のユニクロ事業は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受け、大幅な減収減益となった。

国内ユニクロ事業は、売上収益2538億円(8.9%増)、営業利益600億円(55.8%増)の増収、大幅増益。既存店売上高は、前年同期比7.3%の増収となった。ルームウエアやヒートテック毛布といった在宅需要にマッチした商品の販売が好調だったことに加え、ウルトラストレッチアクティブパンツなどのスポーツユーティリティウエア、羽織物やスマートアンクルパンツなどの秋冬商品の販売が好調だった。さらに、デザイナーのジル・サンダー氏とコラボレーションした+Jやピーナッツとのコラボレーション商品、エアリズムマスクの販売も増収に寄与した。

eコマース売上高は367億円(48.3%増)と、大幅な増収となった。

海外ユニクロ事業の売上収益は2606億円(7.2%減)、営業利益は414億円(9.5%増)と、減収だったものの、営業利益は増益になった。大幅な減収増益だ。増益の背景には、中国大陸、台湾の大幅増益、韓国の赤字から黒字への転換がある。一方で、その他アジア・オセアニア地区、北米、欧州は新型コロナウイルス感染症の影響が想定よりも大きく、大幅な減益となった。

eコマース売上高は各国・各エリアで順調に拡大した。

地域別では、中国大陸は増収、大幅な増益となった。防寒衣料の販売や在宅需要にマッチした商品の販売が好調で、既存店売上高は増収に寄与した。また、中国大陸のeコマース売上高も増収となった。

韓国は大幅な減収となったものの、売上総利益率の改善、不採算店舗の閉店や経費コントロールの強化による売上高販管費率の改善が果たされて、前年同期の赤字から黒字に転換した。

その他アジア・オセアニア地区は、新型コロナウイルス感染症の影響を大きく受けたことで、大幅な減収減益となった。ただし、感染が収束したベトナムは、計画を上回る好調な販売実績となった。

米国は、一部店舗の臨時休業や外出制限の影響によって大幅な減収となり、営業利益は赤字だった。欧州は、10月までは前年並みの売上げがあって回復基調だったものの、11月に英国、フランス、ベルギー、イタリアで全店舗が臨時休業したことで、第1四半期3カ月間で大幅な減収減益となった。ただし、ロシアは冬物商品や在宅需要にマッチした商品の販売が好調で、現地通貨ベースで大幅な増収増益となった。

ジーユー事業は、売上収益765億円(4.9%増)、営業利益は136億円(9.9%増)と増収増益だった。キャンペーンとしてテレビCMで打ち出したスウェットライクニット、マストレンドを捉えたダブルフェイススウェットシェフパンツ、在宅需要にマッチしたラウンジウエアの販売が好調で、既存店売上高は増につながった。

グローバルブランド事業の売上収益は280億円(22.3%減)、営業利益は2億円の赤字(前年同期は18億円の黒字)だった。セオリー事業は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、米国、欧州、日本の業績が悪化した結果、大幅な減収減益となった。プラステ事業は、10月まで前年並みの売上げとなっていたものの、11月に感染が再拡大した影響を受け、減収減益となった。コントワー・デ・コトニエ事業は、フランスの全店舗が10月末から約1カ月間にわたって臨時休業したことで、大幅な減収となり、赤字が拡大した。

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