アクシアルnews|第3Q売上高1945億円7.6%増・利益過去最高

アクシアルリテイリング(株)(新潟県長岡市、原和彦社長)が2021年3月期第3四半期の業績を発表した。

4月1日~12月31日の業績は、売上高1944億5800万円(前年同期比7.6%増)、営業利益107億9200万円(47.5%増)、経常利益111億6900万円(48.5%増)、四半期純利益74億9100万円(51.6%増)となった。

内食・中食需要の高まりから、前年同期に比べると売上げは大幅に増加し、第3四半期累計期間としては過去最高の実績となった。また、営業利益、経常利益、四半期純利益も過去最高の実績となった。

営業利益率5.5%、経常利益率5.7%。

アクシアルリテイリングは、新潟県を中心とする「原信」「ナルス」、群馬県を中心とする「フレッセイ」のスーパーマーケット3社で構成される。スーパーマーケット事業の売上高は1939億8900万円(7.6%増)、営業利益は104億0800万円(50.7%増)だった。

新型コロナウイルス感染を予防するため、まとめ買いをして来店頻度を減らすといった顧客の購買行動が顕著だった。また、お盆の帰省回避、夏季の催事・祭りの中止といった減少要因があり、来店客数は既存店で3.0%減少した。

しかし買上点数は、まとめ買いや内食・中食需要の増加に加え、猛暑の影響が押し上げ要因となって、既存店で8.3%増加した。また、野菜相場が前年同期に比べて高めに推移したことや、外食を控える分、付加価値の高い商品の需要があり、一品単価は既存店で1.5%増加した。その結果、既存店の客単価は9.9%増加した。

売上総利益率は、0.5ポイント増加し26.5%。

前年度に、「原信ネットスーパー」と「原信ナルスネットショッピング」をリニューアルし、「フレッセイネットショッピング」を開設したが、新型コロナウイルス感染拡大の影響から、EC販売は伸長している。

原信寺沢店(新潟県五泉市)を新設し、原信来迎寺店(新潟県長岡市)を移転新設した。一方で、フレッセイ朝日町店(群馬県前橋市)を閉店した。また、原信西小千谷店(新潟県小千谷市)で改装を実施した。その結果、12月末の店舗数は原信66店舗、ナルス13店舗、フレッセイ50店舗となり、グループ全体では129店舗となった。

通期は、売上高2550億円(5.9%増)、営業利益110億円(16.2%増)、経常利益115億円(18.5%増)、当期利益75億円(20.2%増)を見込んでいる。

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