北雄ラッキーnews|年商398億円0.4%減・経常利益16.4%増/衣料品低迷

北雄ラッキー(株)(札幌市手稲区、桐生宇優社長)の2021年2月期は、売上高が397億6200万円(前年同期比0.4%減)、営業利益4億6200万円(15.6%増)、経常利益4億7700万円(16.4%増)、当期純利益1億9200万円(12.3%減)。

チラシ・ポイント販促の自粛による広告宣伝費及び販売手数料の削減及び原油相場停滞による水道光熱費の減少により、販売費及び一般管理費は前年同期比99.7%、前年同期に比べ2900万円の削減となり、営業利益と経常利益は増益だったが、固定資産売却損および減損損失による特別損失1億8000万円を計上したことにより純利益は減益となった。

営業利益率、経常利益率ともに1.2%。

内食需要や生活防衛意識が高まるなか、パワープライスMD(支持される価格)に重点を置き、まとめ買い需要や低価格志向に対応した。食品と衛生用品は堅調に売上高を維持したが、外出自粛の影響によりシニア向け衣料をはじめとする衣料部門が低迷した。またお盆や年末帰省の自粛、一部地域における冬期間のインバウンド需要の消失などがマイナス要因となった。

新規顧客開拓を目的として、ポイントカード「ラッキーコジカカード」の新規会員キャンペーンや顧客優遇措置としてチャージキャンペーンを定期的に実施したことにから、「ラッキーコジカカード」決済の売上高は142億2400万円(前年同期比4.9%増)、売上構成比は35.8%(前年同期比1.8ポイント増)となり、カード利用率が上昇した。

2月末の店舗数は34店舗。

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