ヤマナカnews|年商998億円2.7%増・経常利益180%増/コロナ禍で大幅増益
(株)ヤマナカ(愛知県名古屋市、中野義久社長)の2021年3月期は、営業収益が998億0500万円(前年同期比2.7%増)、営業利益20億4700万円(195.0%増)、経常利益21億6400万円(180.4%増)、純利益8億9700万円(153.9%増)の増収・大幅増益だ。
営業利益率2.1%、経常利益率2.2%。
ヤマナカは2022年に創業100周年見据え、2020年6月に新たに企業理念を制定した。また9月と2021年1月に組織改編を行い、本部主導から、店長に権限と責任を委譲した店舗従業員主体の店舗運営に移行している。
商品政策では、商品力の強化や差別化を図るため“ヤマナカ・フランテならでは商品”の展開や、新プライベートブランド「Yamanakaスター」「Frante二つ星」「Frante三つ星」の開発、地元愛知産の商品開発や自社生鮮素材を使用した加工食品やデリカ商品の開発、独自性の高いバイヤーいち押し商品の拡販、フランテ独自のこだわり商品の品揃えの充実などに取り組んだ。またコロナ禍のなか、家庭で楽しむ食事や家飲みなど新しい生活様式に対応した商品の品揃えを強化した。
2020年10月に柴田店(名古屋市南区)と御油店(愛知県豊川市)を改装し、6店舗にセルフ精算レジを導入している。
連結子会社のプレミアムサポート(株)が運営するスポーツクラブ5店舗はコロナの影響を受け、事業環境は厳しい。