ワークマンnews|年商1058億円14.6%増・経常利益22.9%の大幅増収増益

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)が2021年3月期の本決算を発表した。

営業総収入は1058億1500万円(14.6%増)で、営業利益239億5500万円(25.0%増)、経常利益254億0900万円(22.9%増)、純利益170億3900万円(27.5%増)の増収増益だ。

営業利益率22.6%、経常利益率24.0%と極めて高い。

商品に関しては、デザイン、機能、価格で訴求力を高めたPB(プライベート・ブランド)商品を強化した。「リバーシブルスーツ」や「アウトドアギア」など新カテゴリーの開発、女性衣料ではストレッチ性・撥水性・防水性など機能性に優れた商品の品揃えの拡充、ジュニアアイテムの展開などで客層拡大を図った。これによってPB商品は1757アイテムとなり、チェーン全店売上高構成比は前年同期比で8.3ポイント上昇し、59.7%だった。

販売に関しては、需要予測発注システムのリプレースで、発注ロジックにAIを活用したシステム開発を推進し、店舗在庫の最適化と店舗オペレーションの効率化に取り組んでいる。新たな試みとして、「東京ガールズコレクション」に参加し、若年層へのアピールやブランドイメージの向上を図った。

店舗展開に関しては、ワークマンプラスの出店を拡大したほか、持続的成長を見込む店舗として、新フォーマット「#ワークマン女子」を開発した。また、売場面積・駐車台数を拡張した店舗やピロティタイプ店舗(1階駐車場・2階売場)の出店を行って、新フォーマットの標準化にも取り組んだ。その結果、ロードサイド34店舗、インショップ5店舗を新規出店した。

スクラップ&ビルドを8店舗、ワークマンプラスへの改装転換を53店舗で実施した。

3月31日時点の営業店舗数は、フランチャイズ店舗が前期末より27店舗増えて861店舗、直営店は11店舗増えて45店舗となった。46都道府県下に合計906店舗を展開している。このうちワークマンプラスが272店舗、#ワークマン女子が2店舗。

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