ノジマnews|第1Q売上高1384億30.2%増・経常利益71.6%減
(株)ノジマ(神奈川県横浜市、野島廣司社長)が2022年3月期の第1四半期決算を発表した。
売上高は1384億8400万円(前年同期比30.2%増)、営業利益77億6900万円(29.0%増)、経常利益88億0100万円(71.6%減)、EBITDA(経常利益+支払利息+社債利息+減価償却費+のれん償却額-持分法による投資利益)が129億0500万円(24.7%増)、四半期純利益60億2600万円(79.0%減)。
経常利益の大きな減少は前期243億1500万円あった「持分法による投資利益」が400万円になったためである。これを受けて四半期純利益も減少した。
営業利益率5.6%、経常利益率6.4%。
ノジマの中心的事業であるデジタル家電専門店運営事業の売上高は601億1000万円(18.1%増)で、経常利益は49億2300万円(5.4%増)。昨年はコロナ禍で全店舗の3分の1を閉鎖していたが、今年は全店舗が営業している。また子会社であるニフティ(株)とのグループシナジーや、ノジマの強みであるコンサルティングセールスによって有機ELTVや冷蔵庫、洗濯機等の販売が好調で、増収となった。
キャリアショップ運営事業の売上高は459億7400万円(29.2%増)、経常利益は14億3200万円(21.5%増)。各通信事業者によるオンライン対応限定の新料金プランの開始など、業界全体が激しく変化しているなかで、お客への的確なコンサルティングを行った。
インターネット事業の売上高は201億4600万円(73.6%増)、経常利益は18億2900万円(76.6%増)。生活に不可欠なインフラである超高速ブロードバンドサービスの利用が増加するなか、グループ店舗でも NTT東日本やNTT西日本が提供するフレッツ光のサービスやセキュリティサービスの案内をすることで、グループシナジーを発揮した。
海外事業の売上高は104億4500万円(56.8%増)、経常利益は45億0200万円(前年同四半期は経常損失4億0600万円)。昨年は各国において長期にわたるロックダウン措置があったが、今年はシンガポール、インドネシアにおいて営業を継続している。
店舗運営の状況として、デジタル家電専門店運営事業では、デジタル家電専門店7店舗を新規出店、2店舗を閉店し196店舗となり、通信専門店24店舗と合わせて220店舗となった。キャリアショップ運営事業では、直営店・FC店を合わせて、スクラップアンドビルドを含め、5店舗を譲受し、14店舗を閉店・譲渡したため、589店舗となった。6月末の店舗数合計はFC店を含め876店舗。