マツキヨnews|第1Q売上高1375億円6.8%増・経常31.7%増と回復基調

(株)マツモトキヨシホールディングス(千葉県松戸市、松本清雄社長)が2022年3月期第1四半期の業績を発表した。

売上高1374億8600万円(前年同期比6.8%増)、営業利益73億5600万円(33.3%増)、経常利益81億9400万円(31.7%増)、四半期純利益52億1700万円(36.8%増)の増収増益となった。

営業利益率5.4%、経常利益率6.0%と復調している。

今期は「利便性の追求-お客様との繋がりの深化」「独自性の追求―体験やサービス提供の新化」「専門性の追求―トータルケアの進化」「アジア市場での更なるプレゼンス向上」を重点戦略として取り組んでいる。

デジタルマーケティングの基盤となるポイントカード会員、LINEの友だち、公式アプリのダウンロード数は、6月末現在、延べ78000万超まで拡大した。

PB商品については、人気のエナジードリンクの新ラインナップとして、「EXSTRONG RUN&GUN エナジーグミ」「EXSTRONG NEW SUN KING(ニュウサンキング)」を販売した。また、“matsukiyo LAB”の新ラインとして「サステナブルロカボライン」の展開をスタートし、新商品として「糖質70%OFFビスケットメープル味」を発売した。

厚生労働省の認可を受けた36店舗の健康サポート薬局は地域医療連携を推進しており、薬局経営支援サービスである調剤サポートプログラムの加盟店舗は129店舗まで拡大した。

グローバル事業では、海外SNSの活用、グローバル会員の獲得、グローバルで活躍する人材の開発、海外で支持される商品の開発などに積極的に取組むことで、美と健康への意識が高まっているアジア地域での事業規模拡大とプレゼンス向上を目指している。6月末の海外店舗数は、タイ王国で30店舗、台湾で17店舗、ベトナム社会主義共和国で1店舗の合計48店舗となった。

なお、2021年10月1日付でココカラファインとの経営統合を予定している。

 

小売事業の売上高は1280億8100万円(4.0%増)。前年同期にあったマスクや除菌関連品をはじめ、日用品や食品などの特需が落ち着く一方、営業時間の短縮や臨時休業を行っていた店舗の大半が通常営業にもどったことで、繁華街や都心店舗の売上高は回復基調となった。商品別の売上高では医薬品と化粧品が前年同期を上回った。

調剤事業は、コロナウイルス禍による影響を受けているものの、医療機関への受診抑制は緩和の傾向が見られ、処方箋応需枚数も回復基調となった。

卸売事業の売上高は83億9800万円(83.7%増)。フランチャイズにおける新規出店や調剤サポートプログラムの加盟店舗増加、(株)ココカラファインに対するPB商品の供給により、売上高は前年同期を大きく上回った。

22店舗を新規出店し、10店舗を閉店した。また、18店舗で改装を実施した。その結果、6月末におけるグループ店舗数は1776店となった。

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