ノジマnews|第2Q売上高2706億円(12.4%増)・経常利益65.6%減

(株)ノジマ(神奈川県横浜市、野島廣司社長)が2022年3月期の第2四半期決算を発表した。

売上高は2706億0500万円(前年同期比12.4%増)、営業利益138億3800万円(29.0%減)、経常利益151億8400万円(65.6%減)、EBITDA(経常利益+支払利息+社債利息+減価償却費+のれん償却額-持分法による投資利益)が234億5500万円(11.3%減)、四半期純利益97億6200万円(74.5%減)。

営業利益率5.1%、経常利益率5.6%。

セグメント別では、デジタル家電専門店運営事業の売上高は1204億1300万円(1.9%増)、経常利益は88億1400万円(30.0%減)だった。巣ごもり消費の落ち着きに加え、関東圏では例年より降雨量が多かったことから、エアコン販売が伸び悩み、冷蔵庫も概ね横ばいだった。一方、東京オリンピック開催等による有機ELテレビをはじめ、洗濯機、家事・理美容家電が好調に推移した。

スマホなどのキャリアショップ運営事業の売上高は890億0100万円(12.4%増)、経常利益は25億1000万円(27.8%減)。各通信事業者によるオンライン専用の新料金プランの開始に加え、高額プランの優遇廃止等、業界全体が変化しているなか、同社では顧客へのコンサルティングやサポートを行う店舗運営を継続している。

インターネット事業の売上高は371億5100万円(59.6%増)、経常利益27億2900万円(29.0%増)。NTT東日本、NTT西日本が提供するフレッツ光のサービスやセキュリティサービスやメールサービス等の案内を積極的に行い、グループシナジーを発揮したことで好調だった。

海外事業では売上高は202億7900万円(15.2%増)、経常利益8億2400万円(28.8%増)だった。同社が店舗展開するアジア諸国では、国によって集団予防接種や行動制限、ロックダウン措置等、対策や感染状況に差が生じてきている。シンガポールではほぼ全店で営業を継続している。インドネシアではロックダウン発出によって店舗の閉鎖があったものの、段階的に緩和される動きが見られている。マレーシアでは、ロックダウンの発出以降、地域によって販売品目の制限や行動制限下での営業を余儀なくされた。

上半期期末時点で同社は、デジタル家電専門店運営事業ではデジタル家電専門店197店舗、通信専門店22店舗の計219店舗、キャリアショップ運営事業586店舗、海外事業66店舗の合計871店舗を運営している。

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