ワークマンnews|年商1566億円・経常利益274億円・総店舗944店

(株)ワークマン(群馬県伊勢崎市、小濱英之社長)が2022年3月期の本決算を発表した。今年度から「収益認識に関する会計基準」を適用しているため、前年比増減率は記載していない。

2021年4月1日~2022年3月31日の業績は、売上高1565億9700万円、営業総収入1162億6400万円、営業利益268億0200万円、経常利益273億9500万円、純利益183億0300万円となった。

売上高に対する営業利益率は17.1%、同経常利益率は17.5%と極めて高い。

商品に関しては、新たなカテゴリー開発に取り組み、コロナ禍で需要が高まっている「キャンプ市場」に本格参入した。衣料品で培った機能性素材をテントやシュラフなどに活かすことで、機能と価格において差別化を図った。また、ガーデニングやペットのトリミングなど、ライフスタイルに寄り添う機能性の提案を行い、客層拡大を図った。そのほか、プロ職人向け商品の「PRO CORE」ブランドを強化するなど、機能的でスタイリッシュなワークウエアを展開することで、強固な顧客基盤の構築に取り組んだ。

販売に関しては、ECとリアル店舗の連携強化を図り、キャンプギアの発売から「EC注文・店舗受け取り」限定販売をスタートさせ、加盟店への送客を推し進めた。このチャネルの構築により、新たなお客の来店を促し、受け取り店舗でキャンプウエアやアウトドアシューズなど関連商品を「ついで買い」してもらえる環境を整えた。

店舗展開では、プロ職人向けをさらに強化した新業態「ワークマンプロ」を開業して、専門性重視の方針を打ち出した。「#ワークマン女子」では、ロードサイド展開を加速し、他社との買い回り効果を創出した。

ロードサイドに35店舗、ショッピングセンターに5店舗を新規出店した。12店舗でスクラップ&ビルドを実施し、59店舗でワークマンプラスへの改装を行った。

3月31日時点の営業店舗数は、フランチャイズ店舗が前期末より42店舗増加して903店舗となり、直営店が4店舗減少して41店舗となった。47都道府県下に合計944店舗(ワークマンプラス372店舗・#ワークマン女子12店舗・ワークマンプロ1店舗)を展開している。

来期は営業総収入1241億1000万円(6.7%増)、営業利益244億6100万円(8.7%減)、経常利益250億6300万円(8.5%減)、当期純利益167億8200万円(8.3%減)を見込む。

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