青山商事news|’22年3月期は1660億円・主力のビジネスウェア事業は黒字化

青山商事(株)(広島県福山市、青山理社長)の2022年3月期は、売上高が1659億6100万円(前期は1614億0400万円)、営業利益が21億8100万円(前期は営業損失144億0400万円)、経常利益が51億5000万円(前期は経常損失114億3600万円)、当期純利益13億5000万円(前期は当期純損失388億8700万円)と、黒字転換を果たした。

収益認識会計基準等の適用により、売上高は17億2700万円減少し、営業利益、経常利益および当期純利益はそれぞれ4000万円増加した。

営業利益率は1.3%、経常利益率は3.1%。

コロナ感染症の拡大からビジネスウェア事業、総合リペアサービス事業、フランチャイジー事業の一部店舗で臨時休業や時間短縮営業を行ったが、前期と比べ影響が限定的であったことと、下期に感染再拡大の影響はあったものの、1月以降は行動制限の緩和によりオケージョン需要の回復がみられて、業績は回復した。

同社はビジネスウェア事業、カード事業、印刷・メディア事業、雑貨販売事業、総合リペアサービス事業、フランチャイジー事業などから成る。メディア事業、総合リペアサービス事業は前期に引き続き営業赤字だった。

主力のビジネスウェア事業の売上高は1132億7800万円(前期は1098億5500万円)、セグメント利益(営業利益)は6億7800万円(前期はセグメント損失(営業損失)157億7800万円)と、営業黒字となった。

既存店売上高は前期比112.4%と伸長。また、主力アイテムのメンズスーツの販売着数は前期比102.8%の121万5000着、平均販売単価は前期比105.1%の2万6767円と、前年を上回った。しかしコロナ禍前の2019年度の161万着、2万7000円には及ばず、厳しい状況は続いている。ビジネスウエア事業の3月末の国内店舗数は768店舗、海外(上海)店舗は22店舗。

日本・オセアニアなどでミスターミニットを展開する総合リペアサービス事業は、売上高が101億6100万円(前期は91億7300万円)、セグメント損失(営業損失)は5億1900万円(前期はセグメント損失(営業損失)7億1600万円)。海外の一部地域において需要回復が見られたことにより、営業赤字幅は縮小した。店舗数は619店。

フードサービス、リユース、フィットネスの3事業で構成するフランチャイジー事業は、売上高が109億6000万円(前期は104億7700万円)、セグメント利益(営業利 益)が2億1100万円(前期はセグメント利益(営業利益)7700万円)。

青山商事は、2024年3月期を最終年度とした3カ年の中期経営計画「AoyamaReborn2023」を策定し、連結売上高2,000億円、連結営業利益110億円、連結当期純利益80億円を目指す。中計2年目に当たる2023年3月期は売上高1845億円(前期比11.2%増)、営業利益59億円(170.5%)、経常利益62億円(20.4%増)、当期純利益24億円(77.6%増)を見込んでいる。

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