オイシックスnews|第2Q売上高555億円1.3%減・営業利益50.0%減
オイシックス・ラ・大地(株)(東京都品川区、髙島宏平社長)が2023年3月期第2四半期の決算を発表した。
4月1日~9月30日の業績は、売上高554億5000万円(前年同期比1.3%減)、営業利益16億7200万円(50.0%減)、EBITDA(営業利益+減価償却費+のれん償却費)は27億7100万円(33.8%減)、四半期純利益は8億9200万円(58.6%減)となった。
営業利益率は3.0%。
宅配事業「Oisix」の売上高は284億5800万円(0.4%減)、セグメント利益38億2100万円(5.5%減)。
セグメント利益は、前第4四半期連結会計期間に発生した新物流センターへの移転トラブルからのリカバリー施策や、収益力強化の施策は順調に進捗しているものの、感染症拡大影響による売上げ上昇が見られた前年同期と比べ減少した。
会員数は、新規獲得のための費用投下の効果もあって、前連結会計年度末の2022年3月末の34万6083人から、9月末時点で35万5962人へと増加している。
宅配事業「大地を守る会」の売上高は61億4100万円(7.4%減)、セグメント利益は11億8800万円(3.8%増)。
売上高は、手軽に野菜を摂取できる商品やサービスの開発強化などの施策により、売上げは順調に推移しているものの、感染症拡大影響による売上げ上昇や会員数の下支えが見られた前年同期と比べて減少した。セグメント利益は、売上高減少に伴い事業活動による利益は減少したが、2017年の(株)大地を守る会買収に関連したのれん償却が前連結会計年度で終了し、償却負担が減少したことで増加した。
会員数は6月末で4万4092人へと減少している。
宅配事業「らでぃっしゅぼーや」の売上高は83億7000万円(4.1%減)、セグメント利益11億2600万円(1.5%減)。
売上高は、売上げは順調に推移しているものの、感染症拡大影響による売上げ上昇が見られた前年同期と比べて減少した。セグメント利益も、前年同期と比べて減少した。
会員数は、「ふぞろいRadish」を活用した新規獲得が好調に進捗し、9月末時点で6万6230人へと増加している。
米国で、ヴィーガンに特化したミールキットの宅配事業を展開する「Purple Carrot」は売上高が51億7100万円(6.6%減)、セグメント損失1億7300万円。
セグメント利益は、5月からの商品値上げの効果もあり、改善傾向が見られるものの、前年同期比では、原材料や人件費のインフレ影響により減少している。また、会員数も段階的に減少している。