マキヤnews|第3Q売上高537億円3.7%増・経常利益1.4%増
ディスカウントストアの「エスポット」「業務スーパー」などを展開する(株)マキヤ(静岡県富士市、早川紀行社長)が2023年3月期第3四半期決算を発表した。
売上高537億2400万円(前年同期比3.7%増)、営業利益13億5700万円(1.5%減)、経常利益14億9800万円(1.4%増)、四半期純利益10億0800万円(9.6%減)。
営業利益率2.5%、経常利益率2.8%。
マキヤグループは中長期経営改革プロジェクト「MAP3」(Makiya-group Advancing Profit3)を編成し、①「作業改善」と「働き方」改革の推進、②品揃え・品質・価格・売り方・サービスの磨き上げ、③「ファーストチョイス」の推奨販売、④「欠品」撲滅・フェイスUP・ボリューム陳列、⑤「ロス額」削減と「仕入コスト」の改善を全力で推進し、経営基盤の強化と企業価値の向上に取り組んでいる。
「ロス額」の削減においては、食品等の「廃棄ロス」の削減に積極的に取り組んでおり、「廃棄ロス額」は前年同期比で15.1%の削減を図った。また、順次導入を進めているセミセルフレジを、エスポット藤枝店に導入し、導入店舗は計5店舗となった。
高騰する水道光熱費の対策や、再生エネルギーの活用として、一部の店舗で太陽光パネルの設置の施行を開始し、うち2店舗を稼働するとともに、冷凍冷蔵ケースのLED照明化等も推進している。
電子マネー機能付きの「マキヤポイントカード」については、8月にLINEミニアプリ版をリリースし、デジタルネイティブ世代の新規会員の加入や、アプリ会員への販促企画により、マキヤプリカの利用促進に寄与している。
11月にエスポット藤枝店(静岡県藤枝市)を改装した。
小売業の営業収益は538億8400万円(前年同期比3.7%増)、営業利益は15億5100万円(1.4%増)。「フード(食品)」部門は、「エスポット」、「ポテト・マミー」、「業務スーパー」の全ての業態で好調に推移し、生鮮食品、日配食品、加工食品のいずれも前年同期を上回った。前年同期比は4.7%増。「ノンフード(非食品)」部門では、HBC(ヘルス・ビューティー・ケア)商品およびリサイクル事業が前年同期を上回った。