ヤマダnews|第2Q売上高7752億円0.1%増・経常236億円1.1%増
(株)ヤマダホールディングス(群馬県高崎市、山田昇会⻑兼社⻑CEO)が2024年3月期第2四半期の決算を発表した。売上高7752億0300万円(前年同期比0.1%増)、営業利益203億6500万円(3.0%増)、経常利益236億3900万円(1.1%増)、四半期純利益132億4800万円(24.9%減)の微増収減益となった。
営業利益率2.6%(2.6%)、経常利益率3.0%(3.0%)。( )は前年同期数値。
「YAMADA HD 2025 中期経営計画」2年目として、4つの重点施策、①店舗開発の積極的推進 ②Eコマースの強化推進 ③SPA商品の積極的開発 ④各事業会社別 課題の目標設定 を実行した。
新規出店及び店舗増改築や業態変更を積極的に進める中、「暮らしまるごと」戦略の強化として、「たのしい。くらしをシアワセにする、ぜんぶ。」をストアコンセプトとした体験型店舗「LIFE SELECT」を開発、2023年4月には創業の地に前橋吉岡店をオープンし、現在33店舗を展開する(LABI LIFE SELECT6店舗、Tecc LIFE SELECT 27店舗 うち新規出店6店舗)。
また、インターネット販売と店舗が融合したYAMADA web.com店や家電のアウトレット・リユース商品を揃えたアウトレット店舗等、さまざまな業態店舗の開発を行った。また、Eコマースの強化及び店舗DXによる顧客の利便性と社員の働き方・生産性向上強化を目的としDXイノベーション推進室を発足し活動強化した。
主要事業についてはデンキ事業の売上高は6446億0900万円(0.2%減)、営業利益202億6000万円(7.8%増)となった。前年度売上高では合併による大塚家具の2カ月分の売上高が加算されているため、減収・増益となった。なお、売場面積の拡大は順調に推移、売上高は業界水準を上回って推移している。
住建事業の売上高は1200億1900万円(0.2%減)、営業損失は13億8200万円(前期は6億8100万円の損失)となった。住建事業の主要会社の実績(内部取引相殺前)では、ヤマダホームズは売上高339億6600万円(4.0%減)、営業損失22億8800万円(前期18億1000万円の営業損失)。前期、契約形態を請負契約から設計契約に変更したことに起因する一過性の受注減少に伴う着工・完工・売上高の減少により、減収・減益となった。