アルペンnews|第1Q売上高590億円3.8%増・経常損失2.45億円

(株)アルペン(名古屋市中区、水野敦之社長)が2024年6月期第1四半期の決算を発表した。

7月1日~2023年9月30日の連結業績は、グループの売上高590億4900万円(前年同期比3.8%増)、営業損失6億4400万円(前年同期は営業損失3200万円)、経常損失2億5400万円(前年同期は経常利益4億6600万円)となり、四半期純損失2億4500万円(前年同期は四半期純利益1億5700万円)となった。

同社グループは、2店舗目となる大型旗艦店を中心に出店を強化するとともに、既存店の商品構成や売場構成の抜本的見直しを進めた。店舗スタッフの専門性を高める教育などの取り組みを進め、店舗売上高の向上に努めた。また、ECと店舗との連携強化、アプリ会員への情報発信の充実など、デジタル領域の取り組みも引き続き進めた。

商品部門別ではゴルフ用品の既存店売上高が前年実績を下回った。ゴルフクラブのうち値下げのあった人気モデルや新製品は堅調に推移したが、コロナ禍収束による新規需要の減少や、猛暑でプレーを控える動きがあったことから、全体としては伸び悩んだ。

競技・一般スポーツ用品、スポーツライフスタイル用品の既存店売上高は前年実績を上回った。競技スポーツについては、全般的にスポーツ活動の回復が進んだことで、前年を大きく上回った。スポーツライフスタイル用品についても、全般的に需要は回復基調となっているが、アパレルは厳しい残暑により秋物への移行が遅れたことで伸び悩んだ。

アウトドア用品の既存店売上高は前年実績を下回った。アウトドアアパレルやトレッキングでは好調が続き、水着などのマリンレジャー用品の販売も順調だったが、キャンプ用品はコロナ禍の活況からの反動や、競争の厳しい環境が続いており低調だった。

店舗の出退店は、スポーツ業態1店舗、ゴルフ業態1店舗、アウトドア業態3店舗を出店し、スポーツ業態1店舗、ゴルフ業態1店舗を閉鎖した結果、9月末の店舗数はスポーツ業態185店舗、ゴルフ業態196店舗、アウトドア業態24店舗の計405店舗となり、売場面積は2386坪増加し25万8002坪となった。

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