ウエルシアnews|第3Q売上高9105億円7.6%増も経常利益6.2%減

ウエルシアホールディングス(株)(東京都千代田区、松本忠久社長)が2024年2月期第3四半期の決算を発表した。

3月1日~11月30日の業績は、売上高9104億6000万円(前年同期比7.6%増)、営業利益311億0500万円(1.2%減)、経常利益342億9500万円(6.2%減)、四半期純利益203億8200万円(3.6%減)と増収減益となった。

営業利益率3.4%、経常利益率3.8%。

物販部門では、コロナ下で伸長した商品の反動減はあったものの、早期のインフルエンザの流行も反映した自宅療養者の増加による総合感冒薬などの医薬品や、外出需要の増加を背景にした化粧品の売上増加により、既存店の売上げは堅調に推移した。

調剤部門では、調剤併設店舗数が増加(11月末時点で2117店舗)し、コロナ下での受診控えも解消され、処方箋受付枚数が伸長した。

商品開発では、プライベートブランドの開発に引き続き注力し、「からだウエルシア」「くらしウエルシア」の拡売に努めた。また、消費者の節約志向をとらえた「トップバリュ」の売上げも拡大した。

2023年3月に「WAONPOINT」サービスの導入を開始し、従来から導入しているTポイントカードとWAONPOINTカードを併用できるようにして集客施策を強化した。同社のポイント会員であるウエルシアメンバーは910万人を超えた。

品目別売上高は「医薬品」が1744億2700万円、「調剤」が1901億9100万円、「化粧品」が1446億円、「家庭用雑貨」が1241億3600万円、「食品」が2055億0900万円。

販売費及び一般管理費については、燃料価格の高騰を受けた水道光熱費は増加した。人時数の適正化に向けた継続的な取り組み、自働発注などの店舗業務の効率化、店舗のエネルギー消費低減へ注力し適正化に努めた。

グループ全体で84店舗の出店と34店舗の閉店を実施し、11月末の店舗数は2813店。

 

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