MrMax news|第3Q営収655億円2.5%増・経常19億円31.6%減
(株)ミスターマックスホールディングス(福岡県福岡市、平野能章社長)が2024年2月期の第3四半期決算を発表した。
営業収益は969億8700万円(対前年増減率2.6%増)、営業利益は24億8600万円(28.0%減)、経常利益は23億9000万円(29.0%減)、純利益は15億5000万円(29.0%減)だった。
営業利益率は2.6%(3.7%)、経常利益率は2.5%(3.6%)。( )は前年数値。
採算の良いPB商品の売上が伸びたものの、利益率の高いマスクや検査キットなどのコロナ関連商品の売上減や節約意識の高まりによる購買動向の変化などから、荒利益率は0.9%下がった。その結果、荒利益高は202億7500万円(1.8%減)となった。
コスト面では、給与水準の引き上げを行ったが、同時に店舗内における作業効率の向上に注力した結果、人件費は前年並みに抑えた。一方、改装やEC関連費用のほか、キャッシュレス決済手数料が増加するなどした結果、販売費及び一般管理費は、216億1200万円(3.7%増)となった。
商品別売上では、節約意識の高まりを反映し、EDLPを訴求した米やパン、ペットボトル飲料や調味料などの食品、ペット用品が堅調に推移した。品ぞろえを強化した省エネタイプのエアコンや冷蔵庫などの大型家電も好調だった。マスクなどのコロナ関連商品の売上が減少した一方で、外出の機会が増えてきたことから、化粧品やシューズなどが売上を伸ばした。
通期は、営業収益1295億円(2.0%増)、営業利益30億円(35.2%減)、経常利益29億円(35.9%減)、親会社に帰属する当期利益25億円(27.1%減)を見込んでいる。