AOKI news|第3Q売上高1260億円5.8%増・経常利益72.6%増

(株)AOKIホールディングス(神奈川県横浜市、田村春生社長)が2024年3月期第3四半期の決算を発表した。

2023年4月1日~2023年12月31日の連結業績は、売上高1260億1500万円(前年同期5.8%増)、営業利益68億9600万円(56.5%増)、経常利益66億6700万円(72.6%増)、四半期純利益38億2200万円(99.6%増)の増収増益だった。

営業利益率は5.5%、経常利益率は5.3%。

ファッション事業は、売上高607億6800万円(4.1%増)、営業利益16億6500万円(62.4%増)と増収増益となった。

商品面では、創業以来培ってきたものづくりの力を集結した至高の一着「金のスーツ」を発売した。また、好調のパジャマスーツシリーズから、ビジネスシーンで使いやすい「パジャマスーツプレミアム」を新たに展開した。レディースでは、女性のビジネスウエアに対する悩みを解決する「ジャケジョ研究所」を発足し、働く女性に向けた商品情報を発信すると同時にMeWORK(ミワク)商品の提案を強化した。

店舗面では、AOKIで4店舗、ORIHIKAで1店舗を新規出店した。一方でAOKI、ORIHICAでそれぞれ3店舗を閉鎖した。2023年12月末時点の店舗数は595店。

アニヴェルセル・ブライダル事業は、売上高73億4100万円(2.6%増)、営業損失は500万円(前年同期は営業利益5億7600万円)となった。アニヴェルセル表参道の休館やリニューアル費用の発生と既存店の施行組数が堅調に推移した。

WEBやSNSを活用した効率の良い集客施策を継続して実施するとともに、海外のトレンドを取り入れたおしゃれで華やかなウェディングスタイル「TREND COLLECTION (トレンドコレクション)」の23年新作コレクションを発表した。また、AOKIホールディングスが制定し認定された「いい夫妻の日(11月23日)」には表参道店とみなとみらい横浜店において記念イベントを開催した。

エンターテイメント事業は、売上高565億9300万円(7.4%増)、営業利益49億3300万円(80.2%増)と増収増益だった。

複合カフェの快活CLUBでは、日本経済新聞社が運営する「NIKKEI OFFICE PASS」の利用可能店舗を全店に拡大し、ビジネス・学習用途でのサービスを強化するとともに、有名飲食店やメーカーとの期間限定タイアップメニューを提供した。カラオケのコート・ダジュールでは、高級感を体現した松茸味の「金のポテト」の販売、「俺のフレンチ・イタリアン」監修のコース料理の提供など飲食メニューの充実を図った。24時間営業のセルフ型フィットネスジムのFit24は、22歳までお得に使える「U22プラン」や「紹介割」などのキャンペーンを一部店舗で実施するとともに、インドアゴルフの導入を継続した。

店舗面では、快活CLUBで3店舗、FiT24で6店舗を新規出店した一方、快活CLUBとコート・ダジュールでそれぞれ7店舗を閉鎖した。ランシステムの複合カフェ自遊空間他95店舗(内フランチャイズ53店舗)を含め、2023年12月末時点の店舗数は794店。

不動産賃貸事業は、売上高43億7600万円(22.3%増)、営業利益8億6800万円(38.1%増)と増収増益となった。同社グループ内店舗の遊休スペースなどの賃貸を推し進めたことが寄与した。

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