ワークマンnews|売上高1327億円3.4%増・経常利益237億円4.0%減
(株)ワークマン(群馬県前橋市、小濵英之社長)の2024年3月期決算は売上高1326億5100万円(前年同期比3.4%増)、営業利益231億4200万円(4.0%減)、経常利益236億6600万円(4.0%減)、当期純利益159億8600万円(4.0%減)。
営業利益率は17.4%(18.8%)、経常利益率は17.8%(19.2%)。( )は前年数値。
期中の施策では商品、販売、出店の3点で以下に取り組んだ。
商品開発面ではプロ向け需要に対して、「仕事応援価格」で価格訴求を強めた。また、先進技術や異業種の知見を取り入れた「快適ワーク製品」の開発により、新たな需要の創出と顧客の囲い込みに取り組んだ。一般需要では、季節感やトレンドを意識したQR(短納期)製品の開発と買い回り頻度の高いインナーウエアなどの拡充で客層拡大を図った。
その結果、PB(プライベート・ブランド)商品のチェーン全店売上高構成比は、前年同期比1.9ポイント増の67.8%となった。
販売面では、既存店活性化を進め、プロ商材売場の改装のほか、地域特性や販売状況を勘案し最適な業態への転換を進めた。さらに、メディア・インフルエンサー向け新製品発表会を行い、ユーザーにとってライブ感ある情報を発信し、幅広い顧客層にアピールした。
出店面では、都市部を中心としたショッピングセンター内とオープンモール内の敷地に路面出店を加速した。また、積極的なスクラップ&ビルドで、販売力に応じた適正な店舗面積を確保し利便性の向上を図った。
期中、ロードサイド20店舗、ショッピングセンター13店舗、合計33店舗の新規出店を行った。スクラップ&ビルド16店舗、改装転換66店舗、閉店3店舗を実施した。期末店舗数は1011店舗(ワークマン401店舗、ワークマンプラス552店舗・#ワークマン女子48店舗・ワークマンプロ10店舗)。
営業形態の内訳は、フランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より13店舗増の952店舗、直営店(加盟店B契約店舗、トレーニング・ストア及びショッピングセンター店舗)は前期末より17店舗増の59店舗。
チェーン全店売上高は1752億5000万円(3.2%増、既存店1.4%減)、営業総収入1326億5100万円(3.4%増)、営業利益231億4200万円(4.0%減)、経常利益236億6600万円(4.0%減)、当期純利益159億8600万円(4.0%減)となった。
運営形態別の売上高では、フランチャイズ・ストア1609億2600万円(1.3%増、チェーン全店売上高構成比91.8%)、直営店143億2300万円(30.6%増、チェーン全店売上高構成比8.2%)となった。