ゲンキーnews|年商1849億円9.3%増・経常利益30.9%増
Genky DrugStores(株)(福井県坂井市、藤永賢一社長)が2024年6月期の本決算を発表した。
2023年6月21日~2024年6月20日の連結業績は、売上高1848億6000万円(前年同期比9.3%増)、営業利益90億1500万円(34.4%増)、経常利益92億6800万円(30.9%増)、当期純利益63億2400万円(32.7%増)の増収増益だった。
営業利益率4.9%、経常利益率5.0%。
ゲンキーグループは「近所で生活費が節約できるお店」をコンセプトに、地域シェアを高めるためドミナントエリアの構築を進めている。また、顧客の節約志向に応えるため、青果や精肉などの生鮮食品の品揃えを強化するとともに、生活必需品のディスカウントに尽力した。地震の被害を受けた石川県能登地方においては、被災翌日から全店で営業を再開した。現在は、被災した店舗や施設の復旧に取り組み、地域住民の生活を支え、安心して買物をしてもらえる環境を再び整えることに全力を注いでいる。
ゲンキーは300坪クラスの標準店「R店(レギュラー店)」と、150坪~900坪の「大型店」の2フォーマットを展開している。そのフォーマット別の売上高を見ると、「R店」は1492億4300万円、「大型店」は353億3900万円、「その他」2億7800万円だった。
また、商品別売上高の内訳では、「食品」1277億5500万円、「雑貨」227億6100万円、「化粧品」177億1800万円、「医薬品」152億8200万円、「その他」13億4100万円。売上高に占める食品構成比率は69.1%と、第3四半期までの68.8%から0.3ポイント上がった。
R店を愛知県に10店舗、岐阜県に6店舗、石川県に6店舗、福井県に5店舗、滋賀県に4店舗出店した。また、大型店を7店舗閉店し、3店舗をR店へ改装した。6月20日時点の店舗数は、R店386店、大型店47店の計433店。
2025年6月期は、売上高2020億円(9.3%増)、営業利益100億円(10.9%増)、経常利益102億2000万円(10.3%増)、通期純利益70億円(10.7%増)を見込む。