マミーマートnews|営業収益1607億円10.8%増・経常利益70億円8.8%増
(株)マミーマート(埼玉県さいたま市、岩崎裕文社長)は2023年9月期決算を発表した。営業収益1607億4100万円(10.8%増)、営業利益64億3400万円(9.0%増)、経常利益69億5400万円(8.8%増)、四半期純利益47億3300万円(9.7%増)。
営業利益率4.0%(4.1%)、経常利益率4.3%(4.4%)。( )は前年数値。
マミーマートは、昨年11月に中期経営計画を公表していて、2024年9月期から2026年9月期までの3カ年は収益力拡大へ向けた「先行投資フェーズ」として位置づけ、新フォーマット『生鮮市場TOP!』と『マミープラス』への業態転換を進めている。期中は新規出店2店舗、既存店の改装10店舗と、昨年を上回る投資を実施した。
当初の業績予想は増収減益だったが、これまでの取り組みによる効果が計画を上回り、第2四半期公表時に通期連結業績予想を上方修正した。その後も業績は好調に推移し、通期では増収増益となった。既存店の売上高が前年を超え、さらに業態転換を伴う改装と新規出店による売上高の増加が上乗せとなった。
利益面は、継続して取り組んでいる効率化・仕組化の効果により増益となった。
期末の店舗数は80店舗(マミーマート43店舗、生鮮市場TOP!27店舗、マミープラス8店)。新フォーマット店舗が4割以上を占めるまでになった。
人材政策は、スキルアッププログラムを導入し、従業員一人ひとりの技術を正当に評価して資格等級と連動させ賃金に反映することで、個人の目標の明確化により早期成長を促す仕組みを取り入れている。
本部ではオフィスカジュアルを導入し、店舗においては身だしなみの基準を大幅に見直した。個人の多様性や個性を尊重した職場環境を構築し、自分らしく働きやすい服装で業務に取り組むことで生産性の向上、イノベーションの創出、コミュニケーションの活性化を促進させている。