三越伊勢丹ニュース|5月は免税品と高級品伸長も▲2.9%・既存店▲1.2%
(株)三越伊勢丹ホールディングスは、5月度の売上げ速報を発表した。
国内百貨店事業の売上高は、伊勢丹新宿本店が前年同月比0.9%増、三越日本橋本店2.3%増、三越銀座店4.1%増、伊勢丹立川店▲4.1%、伊勢丹松戸店▲5.4%、伊勢丹浦和店▲4.3%、伊勢丹相模原店▲8.0%、伊勢丹府中店▲6.8%。
以上の三越伊勢丹の売上高は▲3.7%、既存店計▲0.7%となった。
国内グループ百貨店の売上高は、札幌丸井三越1.0%増、函館丸井今井▲7.6&、仙台三越▲1.8%、新潟三越伊勢丹▲4.3%、静岡伊勢丹4.8%増、名古屋三越▲6.9%、広島三越▲7.0%、高松三越▲2.9%、松山三越▲7.3%、岩田屋三越1.5%増。
以上、国内グループ百貨店の売上高は▲1.8%となった。
結果、国内百貨店全体の売上高は▲2.9%、既存店は▲1.2%となった。
晴天の日が多く、気温の上昇に合わせて夏物衣料の一部や服飾雑貨の動きが伸長を見せた。
日曜日が1日少なかったことも影響し、国内百貨店計では前年を下回った。
基幹店では、食品や化粧品などの日用品が引き続き好調に推移した。ラグジュアリーブランドの雑貨や宝飾・時計等の高額品の動きが売上げを下支えし、基幹3店舗とも前年実績を上回った。
月を通してインバウンド売上高は全国的に好調。とくに、地域店における売上伸長が顕著。
商品カテゴリーでは引き続き化粧品が牽引している。
2017年3月期の決算では、売上高・利益ともに大幅減で、期中に大西洋社長退任もあったが、小売業界第5位はキープした。
インバウンド購買と高級品販売に下支えされた現在の収益構造から、将来的展望が開けるかどうか。先行き不透明な商売が続く。
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