ロック・フィールドニュース|2017年度は507億円・営業利益30億円と絶好調
(株)ロック・フィールドの2017年4月期の本決算が発表された。
連結会計年度の売上高は507億2000万円(前期比1.6%増)、営業利益は30億2000万円(18.5%増)、経常利益は30億6400万円(18.6%増)、親会社株主に帰属する当期純利益は20億8400万円(28.6%増)と、絶好調の増収増益。営業利益率、経常利益率も6%を確保した。
ロック・フィールドの主力事業は売上高の67%を占める「RF1」だ。しかし、その売上高は341億4900万円(前期比0.6%減)。なかでも主力カテゴリーのサラダは、193億1500万円(1.8%減)、フライは74億8000万円(5.5%減)だった。その他惣菜は8.5%増の73億5300万円とこちらは好調だった。
RF1の売上げ減少は、2015年から進められている郊外型店舗RF1から、セレクトショップ「グリーン・グルメ」への業態転換が影響している。ロック・フィールドはRF1以外のブランドとして、和そうざいの「日本のさらだ いとはん」、「神戸コロッケ」、ジュース&スープ「デジテリア」、「アジアンサラダ融合」などを展開している。新しいブランド「グリーン・グルメ」は主力のRF1に「いとはん」「融合」の商品を組み合わせて展開するショップであるが、その分、RF1の数値が下がっている。
RF1自体は、2016年秋の野菜高騰時には、「緑の30品目サラダ」などの定番商品が売れた。オーブン使用の焼きたてメニューとサラダとの食卓提案、朝食といった提案が、新たな需要を掘り起こした。
そのグリーン・グルメは68億2800万円、16.6%増と絶好調。売上高に占める構成比も昨年の11.7%から2ポイントアップの13.5%まで上がってきている。
ブランド別の売上高は、いとはん37億7800万円(1.1%減)、神戸コロッケ28億5900万円(2.1%増)、ベジテリア15億4600万円(0.4%減)、融合12億1900万円(7.5%増)。
「駅ビル」「駅ナカ」立地の店舗では、これまでの量り売りから、パック化した商品を中心とする販売に変えた。また「都心」立地では、多段オープンケースの導入を進め、さらにパック化した商品の販売を強化した。これらは、お客のクイック購買に対応した取り組みだが、対面販売の専門店でも、多忙な顧客へのより一層の利便性が求められているということだ。
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