ツルハnews|17年5月期は売上高9%増・経常利益18%増で業界2位に躍進

(株)ツルハホールディングス(札幌市、堀川政司社長)は、2017年5月期の決算を発表した。

(株)ツルハ(札幌市東区、鶴羽順社長)、(株)くすりの福太郎(千葉県鎌ヶ谷市、小川久哉社長)、(株)ツルハグループドラッグ&ファーマシー西日本(広島市西区、村上正一社長)、(株)レデイ薬局(愛媛県松山市、三橋信也社長)の事業会社4社で、ツルハグループを構成する。

2017年5月期の売上高は5770億8800万円(前年同期比9.4%増)、営業利益370億7100万円(18.3%増)、経常利益386億2800万円(18.4%増)、純利益244億3300万円(26.4%増)となり、大幅な増収増益となった。その結果、ツルハホールディングスは、ドラッグストア業界の売上規模でマツモトキヨシホールディングスの5351億3300万円(前年同期比マイナス0.2%の減収)を抜いて、第2位に躍進した。トップはウエルシアホールディングス。

営業利益率、経常利益率はいずれも6.4%。

グループ施策として、カウンセリングを主体とした接客サービスの徹底を継続して行うとともに、戦略的な営業施策を実施した。

第1に、お客のニーズに対応する高付加価値商品のカウンセリング販売に注力した。

第2に、高齢化や競争激化に伴う商圏縮小に対応するため、食品をはじめとする新たなカテゴリーを導入を進めた。それに伴って積極的な既存店舗改装も行った。

第3に、グループのプライベートブランド「エムズワン」「メディズワン」の競争力とブランド価値向上を図るため、新パッケージに変えて、デザインを統一。視認性を高めた。

出店は、ドミナント戦略に基づいて地域集中化を進め、既存店舗のスクラップアンドビルドも推進した。その結果、125店舗の新規出店と37店舗の閉店を実施している。年度末の国内グループ店舗数は直営で1755店舗となった。

また2012年からタイへの出店を進めているが、その店舗数は5月15日現在で19店舗。

2018年5月期はドミナント展開による店舗網の拡充を図るため、新規エリアを含めた地域集中出店により140店舗を計画している。そのうえで、売上高6000億円(前期比4.0%増)、営業利益390億円(5.2%増)、経常利益403億4000万円(4.4%増)、純利益247億4000万円(1.3増)を見込む。

検索ワード:ツルハホールディングス ツルハドラッグ 決算

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