フジnews|第1四半期は営業収益▲0.02%、経常利益11.5%増/小売業0.2%増

(株)フジ(愛媛県松山市、尾﨑英雄社長)は、2018年2月期第1四半期(2017年3月1日~5月31日)の決算を発表した。


営業収益795億6100万円(前年同期比▲0.02%)、営業利益17億1700万円(▲12.3%)、経常利益22億9500万円(11.5%増)、純利益14億6700万円(16.6%増)となり、減収増益となった。フジは本年度創業50周年の節目を迎え、各種記念事業を計画しているが、主力の小売り事業が0.2%減とふるわなかった。

売上高対比の営業利益率は2.2%、経常利益率は2.9%。

セグメント別の状況は、以下のとおり。

「小売業事業」は、営業収益は777億9500万円(0.2%減)となった。
総合小売業のフジグラン・フジ店舗では、3月に徳島県徳島市にフジ中吉野店を新設した。既存店の活性化として、旗艦店舗の愛媛県松山市のフジグラン松山と広島県福山市のフジグラン神辺の改装、さらに高知県香南市のフジグラン野市、香川県さぬき市のフジ志度店、山口県周南市のフジ新南陽店の改装を実施した。

中核事業のスーパーマーケット事業では、生鮮部門、デリカ部門とベーカリー部門で即食・中食需要への対応強化や、産地・製法などにこだわり、競合他店との差別化を図っている。加工食品部門はプライベートブランドの開発推進や他社との協業による輸入食材の販売を推進している。

ノンストアリテイル事業では、移動スーパー「おまかせくん」の拠点店舗を1店舗増やし、松山近郊での巡回エリアをさらに拡大した。

DVD・CD・書籍の小売りとレンタル業では、商品構成の見直しや売場レイアウトの変更に継続的に取り組んでいる。4店舗で売場拡大や改装を実施した。また、経営効率を高めるため5月に1店舗を閉店した。

「小売周辺事業」の営業収益は86億6900万円(3.7%増)だった。

飲食業では、3月に広島県東広島市のフジグラン東広島のフードコート内に2業態を出店し、4月には改装したフジグラン神辺内に「天丼てんやフジグラン神辺店」(フランチャイズ4店舗目、中国地区初)を出店した。

クレジットカード事業では、前年度より不動産賃貸借契約における保証人代行事業「エフカお部屋サポート」のサービスを開始し、さらに外部の企業向けの電子マネーサービスの提供を開始した。

総合フィットネスクラブ事業は、フィットネスの新規プログラム導入やマシンの入れ替えをはじめとした施設改善と、プログラム指導員の人材育成に取り組み、既存会員の満足度向上と新規会員の獲得に力を入れた。

総合ビルメンテナンス業および一般旅行業の「その他事業」は、営業収益は24億7600万円(1.6%増)。

検索ワード:フジ 第1四半期 決算 フジグラン 

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