イオンモールnews|3~5月はアセアン収益改善と国内モール好調で増収増益
イオンモール(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は、2018年2月期第1四半期の決算を発表した。
3月1日から5月31日までの業績は、営業収益710億9500万円(前年同期比6.1%増)。営業原価が事業規模拡大で524億4800万円(5.5%増)と膨らんだが、営業総利益は186億4700万円(7.9%増)を確保。販売費と一般管理費は65億4200万円(9.5%増)だったことから、営業利益は121億0400万円(7.0%増)、経常利益120億0400万円(1.8%増)の増益となった。純利益は69億4800万円(22.9%増)。
営業収益対比の営業利益率は17.0%、経常利益率は16.9%。
次に国別の業績を見る。
日本は営業収益635億9600万円(5.0%増)、営業利益122億6100万円(▲1.0%)。
期間中に「イオンモール新小松」(石川県)、「イオンSENRITO専門館」(大阪府)、「イオンモール徳島」(徳島県)の新規3モールをオープンさせた。既存モールの増床・リニューアル8モールで実施した。その効果もあり、既存72モールではの来店客数は1.9%増と集客力が向上し、専門店売上げは3.4%増と伸長している。(株)OPAは、5店舗のリニューアルによる営業機会ロス、コスト増加等があり減益となったが、通期では増益を計画している。
海外自事業は、中国は55億3400万円(11.6%増)、営業損失2億2000万円。アセアンは営業収益19億6400万円(35.5%増)、営業利益5900万円。
中国・アセアンだけ見ると営業収益74億9800万円(17.0%増)、営業損失1億6100万円と、未だ投資段階にある。ただし、営業損益は前年同期が10億7400万円の営業損失だったから、9億1300万円と大幅な改善を見せている。
中国は、5月末段階で13モールだが、そのうち9モールで黒字化し、営業損益は前期と比較して7億5000万円の利益改善となった。2010年2月までに9モールの新規オープンを予定する。
アセアンは、6モールが稼働する。5モールが黒字化し、営業損益は、前期と比較して1億6300万円の利益改善となった。同じく2010年2月までに6モールの新規開設を計画する。
とくに、ベトナムでは、6月にハノイ市人民委員会とイオン(株)との間で、「ハノイ市における投資及び事業推進に関する包括的覚書」が締結され、2019年度オープン予定のイオンモール ハドン(ハノイ市)を含め、ハノイ市における大型ショッピングモールの開発には積極的に取り組んでいる。
ほかに、カンボジアはでは、2号店イオンモール センソックシティ(プノンペン市)を2018年度には開設する。インドネシアでは、2017年度にオープンを予定している2号店のイオンモール ジャカルタ ガーデンシティ(ジャカルタ市)を含め、3モールを建築着工している。
イオンのアジアシフトはイオンモールが担っている。
検索ワード:イオンモール 第1四半期 決算 中期経営計画