フジnews|第2四半期1593億円0.1%減/経常利益12.3%増の微減収増益
中四国エリアのリージョナルチェーン(株)フジ(愛媛県松山市、尾﨑英雄社長)の2018年2月期第2四半期(3月1日~8月31日)決算が発表された。
営業収益1593億3400万円(前年同期比0.1%減)、営業利益34億1200万円(2.0%減)、経常利益41億9000万円(12.3%増)純利益22億8600万円(7.7%増)と減収増益となった。本年度創業50周年を迎え、各種記念事業を行っているが、主力の小売事業が0.3%減と、第1四半期同様、振るわなかった。
売上高対比の営業利益率は2.27%、経常利益率2.79%、総資本経常利益率(ROA)は2.62%。
フジは、広域商圏型のコミュニティ・ショッピングセンター「フジグラン」を中心に、その周辺に近隣型ネイバーフッド・ショッピングセンターやスーパーマーケット「フジ」、さらに衣料専門店、DVD・CD・書籍の小売りおよびレンタル店など95店舗を展開する。ほかに2015年5月からスタートした移動スーパー「おまかせくん」がある。これらの小売事業の営業収益は1557億8600万円(0.3%減)。
上半期には、フジ中吉野店の新設、旗艦店舗であるフジグラン松山とフジグラン神辺をはじめ、フジグラン野市、フジ志度店、フジ新南陽店を改装している。またグループ会社(株)フジマートのビューアークック五月が丘店も改装を行った。おまかせくんは拠点店舗が2店舗増え5店舗となった。
フジではスーパーマーケットを中核事業と位置づける。生鮮部門、デリカ部門、ベーカリー部門では即食・中食需要への対応強化、加工食品部門ではプライベートブランドの開発、他社との協業による輸入食材の開発を進める。
直営の全店ベースの商品部門別売上高を見ると、食料品が前期比99.8%、衣料品が93.9%、住居関連品が98.5%と、衣料品の不振が際だつ。
そのほかに、小売周辺事業の営業収益は176億1100万円で3.1%増。これは飲食店、食品製造・加工販売、クレジットカード事業、総合フィットネス事業などが占める。総合ビルメンテナンス事業と一般旅行業の営業収益は52億5600万円(3.0%増)と堅調だ。
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