キャンドゥnews|第3四半期増収/予想超の退店から通期業績下方修正
(株)キャンドゥ(東京都新宿区、城戸一弥社長)の2017年11月期の第3四半期業績は、売上高516億3000万円(前年同期比0.7%増)、営業利益16億700万円(10.4%減)、経常利益17億6000万円(5.2%減)、四半期純利益8億9000万円(6.0%増)と、増収ながら経常利益はマイナスとなった。
新規出店は62店舗(直営店45店舗、FC店13店舗、海外FC店4店舗)で、8月末の店総舗数は979店舗(直営店670店舗、FC店293店舗、海外FC店16店舗)。
直営店売上高は455億7200万円(構成比率88.3%、1.4%増)、FC店への卸売上高55億1400万円(構成比率10.7%、2.9%減)、その他売上高5億4300万円(構成比率1.0%、19.0%減)と、直営は増収ながらFC店への卸部門が低迷した。
今期は、ホームページをプラットホームとするSNSを通じた商品情報発信を強化した。とくに顧客ニーズの高い女性向け趣味・嗜好品、コスメ、文房具、日用品カテゴリーでは著名キャラクターや人気ブロガーとのコラボレーションを展開し、販促活動とした。
業務戦略では、店舗での4Sを基本とした商品発注から商品受け入れ、陳列にいたるまでの店舗内オペレーションの基本ルールの周知と徹底を図り、店舗運営の効率化と標準化を進めた。一方で、オリジナルキャラクター「はっ犬ワンドゥ」を活用したワークショップの実施で集客を狙った。
11月末で本決算を迎えるキャンドゥだが、第3四半期発表と同時に、連結業績予想を、売上高が711億円から689億円(前期比1.3%増)へ、営業利益25億9000万円を19億700万円(18.5%減)へ、純利益12億1000万円を9億500万円(15.2%減)へと下方修正した。
退店が予想以上に増加したことと、人件費の高騰が利益を圧迫する見通しが明らかになったためだ。また新規出店と老朽店舗の前倒し改装も利益を押し下げる要因だとしている。
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