クリエイトSDnews|第3Q売上高1982億円8.6%増・EDLP施策で利益減

(株)クリエイトSDホールディングス(横浜市青葉区、廣瀬泰三社長)が、2018年5月期第3四半期の連結業績を発表した。同社はドラッグストア事業をメインに、有料老人ホーム事業やデイサービス事業を展開する。

売上高は1982億6400万円(前年同期比8.6%増)、営業利益は97億0100万円(8.5%減)、経常利益は99億5900万円(8.0%減)、純利益は67億6500万円(7.9%減)の増収減益だった。

売上高対比営業利益率は4.9%、同経常利益率は5.0%。

ドラッグストア事業の売上高は増収だった。8月の長雨や10月の台風など天候不順で客足が遠のいた。しかし、前期からの出店数を増加したこと、また小商圏化が進むなかで品揃えの拡充や購入頻度の高い商品のEDLP(エブリデイ・ロープライス)を強化したこと、さらに調剤薬局への「かかりつけ機能」を推進したことが功を奏して結果的に増収につながった。

一方で、利益面では前期を下回った。売上増収の要因でもあるEDLP施策強化や新店の増加により、売上総利益率が低下した。また前期からの人員増強や時給単価の上昇などによる人件費の増加により経費率が上がった。

ドラッグストアは33店舗を新規出店し、契約期間満了により1店舗閉鎖した。薬局は、ドラッグストアの併設調剤薬局を17店舗開設。調剤専門薬局は5店舗開局し、1店舗閉鎖した。デイサービスは、7施設の定員拡大を行い1施設を閉鎖した。

2月末の店舗数は、ドラッグストア541店、調剤専門薬局36店、ドラッグストアへの併設調剤薬局142店で178店。また介護付有料老人ホーム2施設、デイサービスセンター40施設となった。

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