LIXILビバnews|アークランドサカモトのTOBに応じ完全子会社へ

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(株)LIXILグループは上場子会社の(株)LIXILビバ(埼玉県さいたま市、渡邉修社長)の株式をアークランドサカモト(株)(新潟県三条市、坂本勝司会長)のTOB(株式公開買い付け)に応じて、同社が保有する53.22%の全株式を売却する。TOBの総額は1000億円規模とみられる。

LIXILビバは TOB終了後、アークランドサカモトと資本業務提携を結び、同社の完全子会社となる。また2021年度にホールディングカンパニー制への移行を目指す。

両社直近の業績は、LIXILビバ(2020年3月期)が売上高1885億600万円、営業利益100億1000万円、経常利益93億8900万円、当期利益65億9700万円。一方、アークランドサカモト(2020年2月期)が売上高1126億8400万円、営業利益95億7500万円、経常利益103億9400万円、当期利益48億4600万円。

両社の合併によって売上規模は3000億円を超え、ホームセンター業界ではカインズ、DCMホールディングス、コーナン商事、コメリに続く第5位に躍り出る。

■アークランドサカモトおよびLIXILビバ共同記者会見説明資料より

ホームセンターの市場規模は2000年以降は横ばいとなっていて、成熟化が進むマーケットだ。店舗間の競争は厳しさを増している。また日用品や住関連用品を扱うGMS(総合スーパー)、スーパーマーケット、ドラッグストアとの競争環境も激化傾向にある。ホームセンターの企業再編は、まだまだ進みそうだ。

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