ファミマnews|親会社伊藤忠商事がTOB実施/上場廃止し完全子会社へ

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(株)ファミリーマート(東京都港区、澤田貴司社長)は7月8日(水)、親会社である伊藤忠商事(株)のTOB(株式公開買い付け)に応じることを意見表明した。TOB後は伊藤忠の完全子会社となり、上場は廃止される。

伊藤忠と東京センチュリー(株)が出資するリテールインベストメントカンパニー合同会社が普通株式を対象とするTOBを5800億円投じて実施する。買い付け価格は1株2300円。

また伊藤忠はTOB成立後、全国農業協同組合連合会と農林中央金庫に4.90%の株式を譲渡する。JAグループと商品や販売ネットワークの拡充で提携する。

Eコマースの台頭、コンビニ市場の飽和が言われるなか、新型コロナウイルス感染症拡大によってファミマの業績が悪化。それがきっかっけとなった。非公開化して一体となることで、両社はサプライチェーンの再構築を進める。また伊藤忠が有する経営資源やAIなど次世代技術を持つ企業とのネットワークを最大限に活用して、リアルとデジタルの融合による新たなビジネスモデル創出を目指していく。

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