イオンモールnews|子会社OPAを分割再編して都市型SC事業の改革推進

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イオンモール(株)(千葉市美浜区、岩村康次社長)は 12月1日(火)、子会社のOPAを再編すると発表した。

(株)OPA(以下:現OPA)は、新設される100%子会社(以下:新OPA)を承継会社として会社分割(新設分割)する。つまり一時的に現OPAと新OPAの2社ができる。そのうえで、当該新設分割の効力発生を停止条件として、分割会社(現OPA)をイオンモールが吸収合併する。分割期日(効力発生日)は2021年3月1日を予定している。

OPAのルーツは、ダイエーの子会社だった(株)ダイエー・アゴラが、1988年9月に新神戸オリエンタルシティ(山陽新幹線新神戸駅前)の商業施設として開店した「オリエンタルパークアベニュー」である。

創設以来ダイエーの傘下にあったが、ダイエーがイオンの完全子会社になった後の2016年3月1日に、OPAもイオンモールの完全子会社となり、イオンリテールのビブレ・フォーラス事業部が運営していたマイカルの「ビブレ」とイオン系列の「フォーラス」を引き継いでいた。

ファッションビル事業を展開する現OPAを完全子会社化したイオンモールは、郊外型ショッピングセンター(SC)事業を推進してきた。しかし、ウィズコロナ・アフターコロナの新常態(ニューノーマル)における消費行動の変容に対応するため、都市型SC事業の組織再編を行うこととなった。

新OPAは、ターミナル立地中心の都市型施設の管理・運営に特化し、経営リソースを集中することによって、新たな価値創造を図る。

現OPAが保有するコミュニティ型施設および都市型施設の一部はイオンモールが吸収し、デイリーニーズを満たす施設への変革を試みる。物件によっては再開発を実施して、物件価値の向上に取り組む。

新設会社は「株式会社OPA」として、現OPAから主要なターミナル立地中心の都市型施設を継承する。それらは三宮オーパ、仙台フォーラス、横浜ビブレ、キャナルシティオーパ、新百合丘オーパ、金沢フォーラス、三宮オーパ2、高崎オーパである。

一方、イオンモールが継承する主要な施設は、北大路ビブレ、湘南藤沢オーパ、明石ビブレ、河原町オーパ、聖蹟桜ヶ丘オーパ、横浜ワールドポーターズ、心斎橋オーパ、名古屋mozoオーパ、ビブレジーンレイクタウン、水戸オーパ、秋田オーパ、那覇オーパ、八王子オーパ、大分オーパである。

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