バロー news|ドミーにTOB/三河地区に33店舗を展開
バローホールディングスは愛知県三河地域を中心にスーパーマーケット33店舗を展開する(株)ドミー(愛知県岡崎市、梶川勇次社長)の株式の公開買い付けをおこなっている。
7月7日(月)、ドミー梶川社長との間で応募契約を締結して、実施期間は7月8日(火)から8月20日(水)まで。買付け価格は1株当たり1917円。株式総数は270万2165株。下限は3分の2の180万1400株。買付け総額51億8005万円となる見込み。
ドミーは、「梶川呉服店」として1913年5月創業。1987年6月には食品販売を開始し、スーパーマーケット事業に転身した。現在は、食品、日用雑貨、衣料品を扱う総合小売店を展開する。直近の中間連結会計期間(2024年6月1日~2025年5月31日)の営業収益は165億7000万円(前年同期比3.1%減)、営業損失900万円(前年同期は営業利益2億400万円)、経常利益は3900万円(85.5%減)。
ドミーにとってはバローグループ入りにより、バローのプライベートブランドの導入、物流センター共同化・共同調達によるコスト削減、データ分析によるマーケティング精度向上などのシナジーが見込める。
ドミーは1992年6月に名古屋証券取引所市場第二部に上場したが、2018年2月に店舗に係る固定資産の減損処理方法に関し、仕入れ先からのリベート・協賛金の会計処理について、一部の店舗への不適切な処理が行われていることが判明したことをきっかけに2018年3月に上場廃止となっていた。上場廃止日である2018年3月26日時点の終値は613円だった。