イオンnews|ホームコーディ秋冬商品600アイテム投入/Webサイト強化
イオン(株)(千葉市美浜区、吉田昭夫社長)は9月15日(火)、イオンのホームファッションブランド「HÓME CÓORDY(ホームコーディ)」秋冬商品約600アイテムを発表した。全国の「イオン」「イオンスタイル」など最大約500店舗とECサイト「イオンスタイルオンライン」で本格展開する。
Web記者会見では、新型コロナウイルス禍の秋冬シーズンは、「おうち時間」が増えることを予測して、「くつろぐ」「たべる」「ねむる」「ととのえる」の4つのシーンテーマに沿った商品開発を強化したと発表。
イオンリテール(株) 齊藤岳彦執行役員住居余暇・H&BC本部長兼ホームコーディ事業部長(左)は、「コロナ禍により、家で家事をする時間が増えた。一方で家事を軽減したいというニーズもある。また急激な景気後退からコスト意識はさらに高まっている」と秋冬シーズンの需要を分析している。とくにテレワークなどで在宅時間が増えれば、暖房代を節約する意識が高まる。暖房代の節約につながる商品開発も今シーズンの特徴だ。
「なめらかフィット掛ふとん」は断熱性の高い新素材「ナノフィルタ」を使用した6層構造によってホームコーディの合繊布団としては歴代最高の暖かさを実現した。
また「ホームコーディヒート」シリーズには保湿機能を追加して乾燥を防ぐ「保湿機能付き寝具」を新たに6カラー22品目揃える。「超極細繊維を使ったホームコーディヒートは吸湿発熱性があり、今シーズンはフロアラグやスリッパなどの足元商品を充実させた。またペット用商品も用意した」(小河豊ホームファッション商品部長)。
高齢者に人気の座ったまま温まる「高脚こたつ」は、在宅ワークの際の使い勝手を考慮してコンセント2口、USBコネクタ1口を設けた。ほかにも「防寒小物」など暖房費の節約志向に応える商品をラインナップしている。
小河商品部長は「食べるシーンでは、これまでの『つくらない化』の商品から、『つくる化』の商品へと展開を強化する。盛り付けたり、保存したり、キッチンを片付けたりする商品から、菓子づくりをはじめ調理することを楽しむための商品群を打ち出していく」と語る。その象徴が「2色鍋」だ。仕切りを設けて鍋一つで2つのスープを楽しめる。外食で人気の2色鍋メニューを内食向けに開発した。一人鍋にも適する20㎝の小型サイズも揃える。
ホームコーディ商品は、カテゴリーによって異なるが、「過半がプライベートブランドとなった」(齊藤事業部長)。展開エリアは日本だけでなく、香港、中国、アセアンへと拡がっているが、今シーズンはコロナ禍対応としてECサイトを多言語化して「デジタル化」を強化していく。