民泊利用の訪日外国人向けピザ宅配サービスが開始
エボラブルアジア(東京都港区、代表取締役社長:吉村 英毅)は11月4日、ストロベリーコーンズと業務提携し、訪日外国人向けサービスを開始した。
今回の提携は、民泊施設において提供が難しい「食」への訪日外国人等顧客のニーズを満たすため、TRIPSTAR民泊に掲載されている施設利用ゲスト向けに、ナポリの窯のピザメニューのデリバリーを11月4日より開始したもの。
エボラブルアジアは、One Asiaのビジョンをかかげ、アジアを舞台に、オンライン旅行事業、訪日旅行事業とITオフショア開発事業を手掛けている。
売上高は2016年9月の第3四半期連結決算で27億5700万円。営業利益は2016年9月の第3四半期連結決算で4億3100万円。
ストロベリーコーンズ(宮城県仙台市、代表取締役社長:宮下 雅光)は、フランチャイズチェーン本部事業、ピザ等宅配事業、レストラン事業を行い、宅配ピザにおいては、「ナポリの窯」、「ストロベリーコーンズ」の2ブランドを全国125店で展開している。
「TRIPSTAR民泊」のゲスト向けピザメニューは、訪日外国人をターゲットとする。ストロベリーコーンズの親会社、株式会社いちごホールディングスは2009年にアメリカのカリフォルニア州サンガブリエル市に宅配ピザの店「ストロベリーコーンズ」をオープンしている。
ピザ大国のアメリカで日本ピザを全面に打ち出し、黒いピザ「忍者ピザ」を販売した。
また、訪日外国人をターゲットとして、日本を感じることのできる富士山等を象った特別メニューも検討する。
民泊施設における、デリバリー提供数は13室で設置する。民泊施設への配達時には、忍者の格好をした配達員がピザのデリバリーを行うなど、メニュー以外でも訪日外国人等顧客への訴求を図る。
特区民泊の大田区蒲田店においては、無料Wi-Fi等の設備を有するイートインスペースを設置し、蒲田店限定メニューも設ける予定だ。
さらに、ナポリの窯WEBサイトにおいて、エボラブルアジアが提供する国内航空券、ホテル、民泊施設等の検索、予約フォームを掲載することによって、相互送客を図る。
インバウンド消費が「爆買い」から、コト消費、モノ消費へと移行するなかで、「食」の顧客ニーズを満たし、新たな販路開拓へとつなげることができるかが、このサービスの成否を占う。
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