高島屋ニュース|日本酒応援団(株)とともに日本酒造りに参画
髙島屋は、日本酒応援団(株)(東京都品川区)とともに日本酒造りに取り組み、3月29日から順次発売していく。
「手造り少量生産」かつ「県産」にこだわった希少性の高い日本酒がある。その商品開発に焦点を当て、地方の家族経営の酒蔵と一緒に、地域の活性化に共同で取り組む。今後、数年間かけて全国の酒蔵とのコラボレーションを増やし、日本酒市場の拡大を目指す。
日本酒応援団は2015年に設立されたベンチャー企業だ。「田植えから世界販売まで」を旗印にして、日本酒に特化した活動をする。そのために全国の酒蔵と組んで、社員全員が田植えから酒造りまでの現場で、醸造サポートを行う。そうしてオリジナルブランドの日本酒を企画・販売する。
商品開発のコンセプトは、「すべて県産の酒米のみを使用した純米大吟醸の無ろ過生原酒」である。さらに、1タンクから限られた本数しか取れない「しずく斗瓶取り」という手法を用いて、髙島屋限定の商品として販売する。酒蔵のある地域名をそのまま銘柄名にして、日本各地の米の旨味を最大限に楽しめる日本酒を製造工程から後押しする。
そのために髙島屋のバイヤーが自ら「しずく斗瓶取り」の日本酒の酒造りへ実際に参画して、今後、継続的に商品の開発と販売を行っていく予定だ。
また、バイヤーは2017年2〜3月の酒造りへの参加に続き、2017年5月には来期の酒米の田植えから稲刈りにまで参画する。このように日本酒造りへの関与を一層深め、地元地域と一体となって取り組んでいく。
■髙島屋で限定販売予定の商品一覧
①島根県雲南市掛合町
・<KAKEYA>・純米大吟醸しずく斗瓶取り2017: 五百万石(720ml・税込5940円・限定300本)※3月29日発売開始
・<KAKEYA>・純米大吟醸しずく斗瓶取2017: 山田錦(720ml・税込6480円・限定240本)※5月12日発売開始
〇日本酒発祥の地ともいわれる島根県で150年以上の歴史を誇り、竹下登元首相の生家でもある酒蔵「竹下本店」で醸造する。辛口ながらも香りが豊かで、しっかりした米の旨味が特徴だ。
②石川県鳳珠群能登町
・<NOTO>・純米大吟醸しずく斗瓶取り2017: 五百万石(720ml・税込5940円・限定300本)※5月12日発売開始。
〇国内初の「世界農業遺産」に認定された石川県能登半島の「数馬酒造」で醸造する。農薬・化学肥料を使わずに育てられた酒米を使用して、大吟醸らしい華やかでフルーティな味わいを生み出す。その結果、漁師町ならではの、食事を邪魔しない飲み心地が特徴となっている。
③埼玉県上尾市<AGEO>
・純米大吟醸しずく斗瓶取り2017: 彩のかがやき(720ml・税込5940円・限定300本)※5月12日発売開始。
〇埼玉県上尾市は旧来から中山道の宿場町として名高く、荒川・利根川水系に由来した質の高い伏流水に恵まれ、酒処として栄えた。その埼玉県上尾市の「酒蔵文楽」で醸造する。華やかな吟醸香と、ふくらみがありながら、後味の綺麗な酒質が特徴である。
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