ベルクnews|2/17付けで営業本部に「グロサリーサポート室」新設

(株)ベルク(埼玉県鶴ヶ島市、大島孝之社長)は、2月17日開催の取締役会で、組織改正する。

内容は、営業本部下に「グロサリーサポート室」を新設することだ。

下図の組織図のように、ベルクの組織は代表取締役社長の下に代表取締役専務が位置づけられ、その下に3つの本部が設けられている。第1が営業本部、第2が管理本部、第3が開発本部である。この第1の営業本部が大所帯で、その下に15の部と1つの室がある。

販売運営部と呼ばれる部の下に111の店舗と移動販売課(とくし丸)が位置づけられるが、通常のチェーンストアの商品部もこの販売運営部と並列の組織である。商品部は青果部・海産部・精肉部・デリカ部の生鮮・準生鮮がそれぞれ独立した部で、さらに一般食品部、菓子部、日雑・酒部、ベーカリー部と分けられている。この4つのグロサリーの部門の上に今回、「グロサリーサポート室」が設けられて、グロサリー全般を支援することになる。その室長には吉田隆弘グロサリーコーディネーターが昇格して就任する。

【結城義晴の述懐】ベルクのフラットな組織に新たな職階が生まれ始めた。2019年2月期本決算で年商2255億円、成長率6.7%増、経常利益103億7000万円で4.1%増の好調企業である。組織が拡大するのは当然のことで、やがて営業本部は商品部と販売運営部に分化していくだろうし、その商品部も必要に応じて大きく生鮮部門とグロサリー部門に分かれていくだろう。大島社長が商品部門をすべて熟知しているから、現在のフラットな組織が維持できている。そしてそのフラットさがベルクの強みにもなっている。

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