良品計画news｜海外連結子会社｢MUJI USA｣が連邦破産法申請

(株)良品計画(東京都豊島区、松崎暁社長)は海外連結子会社であるMUJI U.S.A. Limitedが、現地時間2020年7月9日にチャプター11（米国連邦倒産法第11章）をデラウェア州連邦破産裁判所に申請したと発表した。

MUJI USAは、2006年に米国で「無印良品」事業を開始し、18店舗を展開している。新型コロナウイルス感染症の影響から、3月17日以降、米国全店が営業停止を余儀なくされた。もともと賃料が高いなど高コスト構造のため継続的に損失が発生していた。新型コロナウイルス感染症の発生以前から、賃料改定交渉などを行っていたが、店舗営業停止などによる売上げの大幅減少が生じたため、採算が急速に悪化した。

チャプター11は日本の民事再生法のようなもので、MUJI USAは再生手続を活用して、迅速で抜本的な事業再生を進める。現行事業はこれまで通り継続する予定だ。

今後は、不採算店の閉鎖、賃料の減額交渉等を進め、その上で、事業構造の抜本的な転換を図っていく。

■MUJI U.S.A. Limited
所在地／米国ニューヨーク市
設立年月日／2006年10月４日
代表者／岡崎令
事業内容／「無印良品（MUJI）」の商品の小売り
資本金／3054万8575 USドル