日生協news|消費税1%案は若年世代ほど肯定的/「家計・くらしの調査」より
日本生活協同組合連合会(東京都渋谷区、新井ちとせ代表理事会長)が行った「家計・くらしの調査」6月分として「給付付き税額控除制度・消費税1%」をテーマにモニター1200人に実施した調査結果をまとめた。

政府は2029年度からの導入までの経過措置として2027年度から2年間、食料品の消費税率を一時的に1%に引き下げる案が、物価高への対応とあわせて示されている。調査では、組合員に、給付付き税額控除制度の認知度と、経過措置である食料品消費税1%案への評価を聞いた。

食料品の消費税率を一時的に1%に引き下げる案について、「どちらともいえない」が31.5%で最も多い。次いで「どちらかといえば評価できる」22.2%、「あまり評価できない」20.7%、「評価できない」17.1%、「評価できる」8.5%と回答が分かれた。「評価できる」「どちらかといえば評価できる」を合わせた肯定的評価は30.7%、「あまり評価できない」「評価できない」を合わせた否定的評価は37.8%。(有効回答数:918件)

給付付き税額控除制度の認知度は、「名前は聞いたことがある」と「ほとんど知らない」がいずれも32.8%で最多。次いで「ある程度知っている」21.7%、「分からない」11.1%、「内容までよく知っている」1.6%。内容を認知している層(「内容までよく知っている」「ある程度知っている」の合計)は23.3%。
また、同制度が実現した場合の自身への影響については、どの年代も「分からない」が最も多く、全体では47.9%を占めた。次いで「特に影響はない」28.7%、「給付を消費に回せる」12.4%、「負担軽減・手取りが増える」7.4%、「年収の壁を意識せずに働けるようになる」3.6%と続いた。(有効回答数:それぞれ918件、919件)
給付付き税額控除制度の認知度別に消費税1%案の評価をみると、制度を「ある程度知っている」層では否定的評価が49.5%、肯定的評価が27.8%。一方、「ほぼ知らない」層では否定的評価28.6%、肯定的評価33.9%となり、制度の理解度に応じて評価が分かれる結果となった。
(有効回答数:918件。「内容までよく知っている」層は該当15件のため参考値)

給付付き税額控除制度の認知度は年代が上がるにつれて高くなり、70代以上で「内容までよく知っている」「ある程度知っている」と回答した人は合わせて42.5%。一方、50代以下ではいずれの年代も20%未満。

消費税1%案への肯定的評価は30代以下(n=83)が43.4%(「評価」+「どちらかと言えば評価」合計)で最も高く、年代が上がるにつれて低くなった。
(有効回答数:それぞれ918件、919件)
■調査概要
集計対象/「家計・くらしの調査」モニター約1200人(20~80代の全国の生協組合員)
有効回答数/設問ごとに有効回答数を記載
回答者年代/30代以下83名、40代192名、50代240名、60代236名、70代以上167名
調査期間/2026年7月1日~7月20日
