11月労働力調査統計|卸・小売従業者数7万人減少の1063万人 

総務省統計局から11月の「労働力調査(基本集計)」速報が発表された。

11月の就業者数は6709万人。前年同月に比べて157万人増え、71カ月連続の増加となった。就業者とは、従業者と休業者を合わせたもので、大きく分けて「自営業主・家族従業者」「雇用者」がある。

雇用者数は5983万人と、前年同月より118万人増え、こちらも71カ月増加が続いている。

このうち、正規の職員・従業員は3519万人。前年同月に比べて63万人プラスで、48カ月増加が続いている。非正規の職員・従業員は2142万人で81万人増えて、14カ月連続で増加している。

産業別従業者を見てみると、卸売業・小売業の従業者数は、7万人減少で1063万人。12業種に分かれている主な産業別就業者数の中で、製造業の1063万人と並んで従業者数が多い。ただし、製造業は14万人増加している。

11月にとくに増加人数が多かったのは、「医療・福祉」で38万人増加して858万人となった。さらに「宿泊業、飲食サービス業」が34万人増えて427万人となった。

その結果、就業率は60.4%で、前年同月に比べて1.4ポイント上昇している。

一方で、完全失業者数は前年同月に比べて10万人減少の168万人。102カ月連続で減少している。季節調整値の完全失業率は2.5%で、前月に比べ0.1ポイント上昇した。

非労働力人口は4221万人。前年同月に比べて155万人減って、42カ月連続で減少している。

⇒総務省総務局「11月労働力調査(基本集計)

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