4月商業動態統計|販売額38.7兆で0.3%減/卸売業0.6%減・小売業0.5%増
経済産業省が、4月度の商業動態統計速報を発表した。
卸売業と小売業を合わせた商業販売額は38兆7300億円で、前年同月を0.3%下回った。季節調整済みでは1.4%増。
(経済産業省 商業動態統計速報より:以下同じ)
卸売業の販売額は、26兆6760億円で0.6%減、季節調整済みは1.3%増。そのなかで、大規模卸売店の販売額は9兆2324億円でマイナス2.0%だった。
小売業の販売額は12兆0540億円で0.5%増。季節調整済みでは横ばいだ。医薬品・化粧品小売業5.8%増をはじめ、5小売業は増収。一方、各種商品小売業、織物・衣服・身の回り品小売業など4小売業は前年割れだ。
小売業を業態別に見ると、ドラッグストアが3.3%増と好調だ。調剤医薬品が13.8%の二桁増、食品も6.8%増と大きく伸長した。コンビニエンスストアは2.6%増。4月はすべての項目が前年超えで、とくに非食品が5.0%増、サービスが7.8%増と大きく伸長した。家電大型専門店も0.6%増と前年をクリアした。
一方で、スーパー(総合スーパー+大手スーパーマーケット)は1.0%減、百貨店2.2%減、ホームセンター3.4%減と3業態は苦戦した。
ドラッグストア +3.3%( 5475億円)
コンビニエンスストア +2.6%( 9977億円)
家電大型専門店 +0.6%( 3354億円)
スーパー ▲1.0%(1兆0457億円)
百貨店 ▲2.2%( 4894億円)
ホームセンター ▲3.4%( 2872億円)