8月労働力調査統計|雇用者6025万人80カ月増、非正規従業員が伸長

総務省統計局発表の2019年8月「労働力調査(基本集計)」速報によれば、就業者は6751万人と69万人増加した。2014年1月から80カ月、つまり6年8カ月連続で前年同月を上回っている。

雇用者は前年同月に比べ72万人増加して6025万人。これも80カ月連続増だ。

男性は前年同月比33万人増加の3296万人だが、7月比では4万人減少している。女性は39万人増加の2729万人で、前月比5万人減少。女性の増加数が男性に比べて6万人多く、女性の社会進出が進んでいる。

このうち、正規の職員・従業員は3497万人。前年同月に比べ18万人の減少だ。しかも57カ月(4年9カ月)ぶりの減少になる。

非正規の職員・従業員は2190万人で前年同月に比べ82万人の増加で、23カ月連続だ。前月比では16万人増加している。非正規雇用者の伸び率が相変わらず高い。

就業率は60.9%で前年同月に比べ0.7ポイント上昇した。

産業別従業者を見ると、卸売業・小売業の従業者数は1048万人と、前年同月に比べて41万人減少した。しかし前月が1019万人だったから、29万人増加している。

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